年下上司が年上部下からモラハラを受けているときに実践できる5つの対処法

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モラハラを受けるのは部下が多いとはいえ、職場のリーダーや管理職も対象になり得ます。

部下となる人が、年上もしくは自分より長く仕事をしている人である場合、彼らからのモラハラを経験するかもしれません。

仕事にやりがいを感じつつ、年上の部下と上手に付き合っていく方法を5つ考えてみましょう。

1.自分の立場を過度に重視しない

立場を重視すると、「自分の方が立場が上なんだから」という態度が言動に表われます。

立場を示すというのは間違いではないですが、何から何まで、上下関係で物事を決定してしまうと、問題が生じるでしょう。

仕事の上で指示を与えることが多いとはいえ、それは自分のほうが偉いということではありません。

ただ、その立場で仕事をする機会が与えられているにすぎません。

人はだれしも「服従する」ことに抵抗を感じます。それが人間の傾向です。

服従を要求しているのが威圧的な上司となれば、なおさら、それに従うのは難しいでしょう。

それで、どんな上司なら自分は従いやすいか、と自問できます。

  • 人の話をよく聞いてくれる
  • 指示をわかりやすく説明してくれる
  • 分からない点を尋ねると丁寧に教えてくれる
  • いつも挨拶をしてくれ気遣いを示してくれる

こんな上司は、部下から信頼されるのではないでしょうか?

近づきやすい人柄を持っている上司は、部下から敬意を得ます。

人間性を備えていない立場ほど、むごく悲惨なものはありません。

たとえ自分のほうが能力の面で勝っていても、相手を見下す言動は避けましょう。

2.コミュニケーションを大事にする

コミュニケーションが密であれば、モラハラが起きる状況は減少します。

あなたはだれとよくコミュニケーションを取っているでしょうか?

上の人とだけ仲良くなろうとしていますか?

部下とあまり話さないでしょうか?

もしそうであれば、それは嫌われる原因となります。

自分のチームの仲間と十分のコミュニケーションを取りましょう。

コミュニケーションを通して、ひとりひとりの持っている優れた面が見えてきます。

自分にはないものを持っている部下がチームにいることに感謝できるはずです。

部下との間で緊張が生じたら?

お互い人間ですから、意見や感情のすれ違いが起きるのは仕方ありません。

その時は自分から部下に近づきましょう。

「自分の方が立場が上なんだから、何か言いたいことがあれば、相手から来るのが筋」と考えてはいけません。

部下は何か言いたいことがあっても、自分のほうから話を切り出すのを難しく感じています。

自分から近づきましょう

話し合いは二人の人間同士の話し合いです

双方の間に立場という壁を作ってはいけません。

年上に対する敬意を示しましょう。

こうすると、相手はあなたとあなたの持つ立場に対して、敬意を示してくれます。

3.まじめに誠実に働く

これは、当たり前のことですが、往々にして軽視されがちです。

特に、立場が上に上がるほど、そうなりがちです。

まじめで誠実な上司は、口で人に指示を与えるだけの人ではありません。

自ら率先して規範を示せる人です。

質の高い仕事をすれば当然信頼されますし、与える指示にも重みが加わります。

ほかの人が自分のようにできない場合

当然、能力の点では部下よりあなたのほうが勝っていることでしょう。

ですから、会社から今のポストをあてがわれています。

しかし、能力があっても自分が他の人より勝っていると考えてはいけません。

仕事ができるというだけで自分を過大評価するのはやめましょう。

部下が自分と同じようにできない場合、相手の能力に応じて仕事を任せましょう。

同じレベルを求めることはやめましょう。

仕事ができないことをけなすのではなく、その問題点をどうすれば解決できるかを一緒に考えましょう

そうするなら、部下からの信頼が得られます。

4.自分に対する現実的な見方をする

すべての人から受け入れられている人というのは、この世に存在しません。

だれかには好かれ、だれかには嫌われ、ねたまれています。

それが現実です。

自分に対する正当な批評は受け入れましょう

正当な指摘を受けたときは、たとえそれが部下からのものだったとしても、言い訳をしたり聞いたふりだけをするのはやめましょう。

人間は全員、不完全です。

自分も必ず間違いをすることを認めましょう

「上司」と「完全」はイコールではありません

間違いを認めることができる上司は、尊敬されます。

5.部下から学ぶ

部下の中には、非常にユニークな経験をしている人もいることでしょう。

人はそれぞれ、異なる能力と人生経験を持っています。

上でも書いていますが、上司だからといって自分が何から何まで優れているということはありえません

あなたの宝、それは自分にないものを持っている部下です。

彼らから学び、彼らをよく知るとき、仕事の上でどう動いてもらったらよいかが分かるようになるでしょう。

人を中心とした職場作りを心がけるなら、結果として自分の成し遂げたい仕事ができるようになります。

ぜひ、がんばってください。

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