最近、モラハラに悩む家庭が増えています。モラハラは自動的にはなくなりません。
モラハラを誘発している原因を除いて、家族のそれぞれが、自分の役割をきちんと果たすことが必要です。
この記事では、夫である男性が、家庭のために何ができるかを説明しています。
妻をパートナーとして認める
モラハラを引き起こす最大の原因は、配偶者をどう見ているかです。
妻は、自分の部下でしょうか?それとも家庭という事業を共に築き上げているパートナーでしょうか?
共同責任者と思うか、部下と思うかで、扱いが大きく異なってきます。
妻をパートナーと本当に見ているなら、どのように接するでしょうか?
例えば、家事を自発的に手伝うようになります。
「男は外で働いているんだから、家事は女がするものだ。」
本当にそうでしょうか?
男は外で働いていたら、それで十分なのでしょうか?
家庭を築く主な責任は、男性にあります。
男性は、外でも中でも働いて初めて、家族を養うという責任を果たしていることになります。
家事を手伝うことは、決して難しくはありません。
晩ご飯の後に一緒に片づけをする、皿洗いを手伝う、一緒に洗濯物を干す、こうしたちょっとしたことが、夫婦の関係を改善させます。
これらの時間を活用して、日ごろ感じている感謝の気持ちを伝えましょう。
確かに、努力が求められますが、結果を考えると頑張れます。
妻と相談し、一緒に協議する
男性の中には、何かの契約をする時に、妻に相談することをためらう人がいます。
ためらうというか、嫌がる、もしくはそんなことをする必要がない、と考えています。
何でも全部を自分ひとりで決めてしまって、家族には文句をいわせないとすれば、それがモラハラになります。
もちろん何から何まで、いつもふたりで決めないといけないわけではありませんが、家族全体に影響を与える契約や約束は、必ず妻に相談すべきです。
特に、お金が絡んでいる場合は、妻と相談するのがいいでしょう。
「俺が稼いできたんだ」という、大いに間違った金銭感覚は、今すぐ捨てましょう。
ふたりで相談すれば、ひとりでは見えなかった問題点が分かってきます。
友人の家に呼ばれる場合の約束も、配偶者と相談してから決定すると、言い争いが確実に減ります。
友人から誘われた時「まず妻と相談してから返事するね。」ということで、妻をパートナーとして見ていることを示せます。
妻は、自分が尊重されていることを知って、もっとあなたを尊敬するでしょう。
友人も、妻を尊重するあなたを見て、一層信頼するようになるでしょう。
妻との時間を優先させる
仕事を持っていると、どうしても家族との時間が少なくなってしまいます。
常に意識して、配偶者との時間を取るよう努力しましょう。
例えば、休みの日には、二人で戸外に出かけ、近くを散歩したり、一緒に運動したりすることができます。
子どもがいても、時には子どもを預けて、二人だけで出かける時間を作ってみてはどうでしょうか?
また、仕事が忙しいとしても、家族との時間を取るため、できるだけ早く、家に帰るようにします。
会社の付き合いも大事ですが、夫にとって、一番大切なのは妻であることを覚えておきましょう。
一番大切な人のために、時間を優先的に取るのは当たり前のことです。
自分の時間は、妻のものと考えましょう。
そうすれば、時間を取ることも苦痛ではなくなります。
こうした努力が、モラハラを家庭からなくすことにつながります。
妻や家族が、心から喜んでいる顔を見たくありませんか?
その鍵を握っているのは、そう、夫であるあなたです。
あなたの変化次第で、家庭はもっと穏やかな場所、落ち着ける場所に変わるのです。
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