人から愛されているという感覚は、とても幸福です。
ここでいう愛は、いわゆるロマンチックな恋愛感情ではありません。
家族愛、妻の愛、友達同士の友情などです。
あなたは、奥さんから愛されていますか?
愛と幸せな気持ち
愛と幸福感は、切っても切れない関係にあります。
愛されているという実感がなければ、どんなにたくさんの物が自分の周りにあっても、幸福感は持続しません。
ある調査によると、何でも買うことができる億万長者の半数近くは「自分は幸福ではない」と感じています。
この調査結果は、人の幸福は物に依存しないことを、はっきり示しています。
物を買った時の興奮や高揚感は、時間と共に薄れてゆきます。
ある社会学者は、人が物を買って幸福感を感じるのは、ある一定のレベルまでであって、それ以上は、たとえ物があっても、人の幸福に寄与しないとも断言しています。
物が与える幸福感は、決して長続きしないということです。
多くの人が、そのことを気づき始めています。
幸せをつかみたいなら
幸せになりたいなら、観点を変えなければなりません。
お金があれば幸せという、この世の一般的なものさしは、もはや通用しなくなっています。
お金があっても、不幸せな結婚があります。
あなたは幸せでしょうか?
満たされていない感覚があるなら、それは、愛されているという実感が薄いからかもしれません。
幸福に必要なのは、愛されているという実感です。
この実感を持つには、妻がしてくれていることをよく考えなければなりません。
私には妻がいます。
彼女の助けは、わたしにとって必要不可欠です。
毎日おいしい料理を作ってくれます。
健康でいてほしいと心から願ってくれています。
「愛している」と何度も言ってくれます。
その言葉が偽りでないことは、彼女の毎日の言動ではっきり分かります。
自分は愛されていると実感しています。
しかし、それを当たり前のものと思っていると、感謝の気持ちも愛も持てないでしょう。
幸せになることなんてできません。
愛されたいなら、こちらもしなければならないことがあります。
与えること
妻からの愛は、自動的に得られるものではありません。
「結婚したんだから、互いに愛し合うのは当たり前」と言うのは、買った植物を、買った日から何一つ世話しないのと似ています。
その植物は、必ず枯れてしまいます。
同じように、形だけの結婚は、やがて愛が失われます。
愛は、養い、育てる必要があります。
同じ屋根の下にいれば、勝手に愛が育まれるわけではないのです。
愛されたいなら、愛を表わすべきです。
どのように?
妻が、毎日してくれていることに感謝しなければなりません。
あなたの妻は、家でどんなことをしてくれていますか?
もしすぐに答えられないとすれば、それは普段から、彼女のしていることに気を留めていないからです。
もし彼女に感謝しているなら、そのことを言葉で表現してください。
「言わなくても分かっているはずだ」と考えるのは、男性の怠慢です。
やるべきことは、本当に小さなことです。
しかし、その積み重ねが大きくなると、愛されているという幸福な感覚を生みます。
せっかく出会って結婚したのだから、幸せにならないともったいと思いませんか?
最後に
もちろん、幸福感があれば問題がなくなる、というわけではありません。
取り組まなければならない問題は、常に目の前にあります。
しかし、満たされている気持ちは、問題に立ち向かっていくための力になります。
そのためにも、いま彼女のためにできることをしていきましょう。
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