アダルトチルドレンの人に表れやすい複雑性PTSDの7つの症状


毒親家族と称される機能不全家族で育つ人は複雑性PTSDを発症しやすいと言われています。

複雑性PTSDとは何でしょうか?

どんな症状が現れるのでしょうか?

ご自身に当てはまるものがあるかどうかご確認ください。

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PTSDとは

PTSDはよく耳にします。

PTSDとは心的外傷後ストレス障害のことで、命の安全を脅かされるような強いショックや精神的ストレスを経験した後、それが心のトラウマとなり精神に障害が起こる状態のことです。

例えば地震体験や戦争体験、犯罪の目撃体験や被害体験などがPTSDを発症する原因とされています。

複雑性PTSDとは

複雑性PTSDも心的外傷後ストレス障害ですが、心を傷つけられることが長期にわたり何度も繰り返されることによって起きる精神障害です。

家庭内に限ると、その要因として身体的暴力、性的虐待、精神的感情的虐待、育児放棄による無視などがあり、それらを日常的に経験したり見たりすることによって発症しやすくなります。

ですから、毒親家族と言われる機能不全家族の中で育ってきた人の多くが複雑性PTSDを患っていると考えられています。

しかし彼らの大部分は家庭環境や自分自身に違和感を感じながらも、その違和感や対人関係に困難を感じることなどが複雑性PTSDに起因しているかもしれないということにすら気づいていません。

以下に挙げることと自分の状態が似かよっているなら、複雑性PTSDを疑ってみましょう。

複雑性PTSDに見られる障害には以下のようなものがあります。

情動や衝動の調節に関する障害

複雑性PTSDを発症する人の中には、うつ病になったり自殺念慮が起こったり自暴自棄な行動を取ったりする人が少なくありません。

自暴自棄な行動にはリストカットのような自傷行為や危険を顧みない運転などが含まれます。

感情のコントロールが不安定で、ちょっとしたことですぐにキレたりふてくされたりすることがあります。

嗜癖(しへき)行動に走ることもあります。

嗜癖とはある事や物、行動に過度に依存している状態のことで、対象としてアルコールやギャンブル、買い物、SNS、ゲーム、テレビ、マンガ、仕事などがあります。

性的逸脱行動も見受けられることがあり、性倒錯行為にふける人もいます。

注意や意識に関する障害

自分が受けてきた虐待の経験を思い出さないようにするためにそのときの記憶を封印していることがあります。

そのため、自分の人生には何の問題もないかのように振る舞い生活します。

記憶を封印する・忘れるということが常態化しているため物を忘れやすい、記憶が苦手という傾向があります。

自分を外から見ているような感覚を持つことがあります。

ほかの人と一緒にいても周りと自分の間に透明なガラスのような壁があり、自分だけ別の世界で生きているかのような感覚になることがあります。

身体化の障害

精神的なストレスによって身体が変調をきたします。

たとえば消化器系の不調や皮膚のかゆみや痛みを訴えることがあります。

また、いわゆるヒステリーといわれる症状が出ることがあり、声が出なくなる失声、痛みを感じなくなってしまうなどの感覚の麻痺が表れることがあります。

それとは反対に、歯痛・頭痛・関節痛・腰痛・腹痛など体のあらゆる場所が痛くて仕方がないという感覚に悩まされることもあります。

性欲が減退することもあれば、逆に性的活動が活発化することもあります。

自己認識に関する障害

あらゆるマイナスの感情が自分を襲います。

自己肯定感が低くなり、これまで何度も繰り返し虐待されてきたために自分を守る術がないという感覚を持つことがあります。

虐待は自分のせいだという自責の念、自分を醜く感じてしまう羞恥心、自分は存在するに値しないという自己卑下などの感情を持つことがあります。

自分で自分の存在を否定するだけでなく、他人も自分を取るに足りない存在と見ていると考えてしまいます。

自分は何をやっても現状から回復することはできないというあきらめの気持ちを持ちやすくなります。

トラウマの加害者についての認識に関する障害

加害者が持っている考えを自分の考えにしてしまうことがあります。

たとえば弱い者をいじめてもよい、力で人を支配してもよい、などです。

自分が本来は嫌だと思っていることを知らず知らずに他人にしてしまっていることがあります。

これまでの人生で加害者の存在が圧倒的に大きかったため、いつか相手を同じような目にあわせてやりたい、なんとかして報復したいという願望に終始とらわれてしまうということがあります。

そうかと思うと、他人が加害者を批判すると加害者を守ろうとすることがあります。

他者との関係における障害

友好的な対人関係を築くことを難しく感じます。

これまでの人生で信頼や約束が守られることを経験する機会が少なかったため、他人を信じることがなかなかできません。

自分が上か相手が上かという価値基準を持ち、その基準で対人関係を作ろうとするので平等に付き合うということができず、相手を被害者にする加害者になることもあり、相手のパワーに屈して自分が被害者になることもあります。

意味システム(世界観)における障害

自分を支えてきた信念に対する確信がなくなり、絶望感ゆえにあらゆるものを信じることができなくなります。

人生に希望をなくし、自暴自棄な人生を送りやすくなります。

毒親家族がもたらすもの

毒親家族が子どもの生活にどんな影響を与えるかを7つの障害という形で紹介しました。

こうしたものがすべて当てはまるという方もいれば、ある点は当てはまらないという方もおられるでしょう。

しかし自分の人生を振り返ってみて、特に成人してからでも親元を離れた後でも上に挙げたようなことが自分の生活によく見られるなら、もしかすると複雑性PTSDを患っているのかもしれません。

機能不全家族で育った人のことをアダルトチルドレンと呼ぶことがあります。

自分の家族は機能不全家族と思うことはなかなかできないとしても、一度アダルトチルドレンに関連した資料をお読みになることをおすすめします。

アダルトチルドレンとは病気ではありませんから安心してください。

しかしその影響は生活や体のさまざまな面に表われます。

そしてその影響を最小限に抑えるのは自分の努力しかありません。

一日でも早く息の詰まるような生き方から解放され、心から安心できる生活ができるようになるためにいま行動しましょう。


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