山形大で今度は研究施設センター長による職員へのパワハラ疑惑

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ここ数日、各メディアが報道している山形大学で起こったパワハラ疑惑。

今回の舞台は、リチウム電池研究開発施設「xEV飯豊研究センター」(山形県飯豊町)。

センター長である大学教授によるパワハラが問題視されています。

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問題となった行動

事の発端は山形大職員組合の告発です。

これまでも問題の是正を図る要請を出していましたが、大学側はパワハラの存在そのものを否定、問題解決に乗り出すことはなかったようです。

そのため組合はこれまでにセンター長によって書かれたとされる数枚の紙を公表しました。

そこにはかなりひどい暴言が…。

たとえば、(写真)

  • 誰が選んだこのコピー ボケが!! 遅くて使えん(コピー機の選定に対する文句。コピー機に貼られている様子)
  • マジックくらい買っとけ!!<<役立たず>>(職員の机の上に置かれていた模様)
  • ここにはるな!!(注意を喚起する紙の貼り位置が悪いということで)
  • プリンタドライバーは何をつかうのか!!(最後の部分は判読が微妙)

この他にも、ある職員を訪問客がいる前で「偏差値40、偏差値40」と罵倒した疑いがあります。

さらに、女性職員にはさみを投げつけた、退職する職員にそれによって生じるセンターの損失分を高額な寄付で支払うよう要求したなどの報告があります。

センター長のこうした横暴な振る舞いが原因と考えられていますが、今年3月~5月にかけて3名の職員が相次いで退職しました。

そのうちの一人と思われる職員は、昨年9月に大学側に職場環境の改善を相談したところ、2018年3月までの雇用契約であったにもかかわらず、今年3月末に雇い止めになっています。

組合からのこうした告発を受けて、大学側はようやく11月14日付で「キャンパスハラスメント特別対策委員会」を設置したと発表しました。

ただ遅きに失するという感が否めません。

パワハラは常態化していた可能性が

河北新聞社のインタビューに答えた関係者の声を拾ってみると…(記事)

2年ほど前までセンター長が管轄する米沢市の研究施設で働いていた男性は「知っているだけでも10人くらいは辞めた」「ほとんどがパワハラが原因」と答えています。

別の男性は「機械を誤って故障させたとき、損害賠償を迫るような脅し文句を言われた」と回答しています。

「みんながビクビクしていた。わずかなミスも許されない。同僚たちの前で大声でしかる。」

単年度雇用契約が多く、契約が更新されないかもしれないという恐れからひたすら耐えるしかないという実態もあったようです。

大学側を動かしたもの

今回、大学側が重い腰を上げたのはパワハラの証拠となりうるものが公開されたからです。

それがなかったら、もしかするとずっとこの問題は放置されていたかもしれません。

ある職員は自分に対してなされた暴言の数々を可能な限りメモに残しておきました。

写真に残す、メモに残す、これらはパワハラ問題に対処するために必要な最低限の武器です。

どこに相談する?

山形大学が設置していた相談窓口に相談した職員は、今年3月で雇い止めになりました。

多くの場合、窓口は学校側とつながっているので相談者側に立って問題の解決にあたってくれることはほぼないというのが実状です。

これは会社でも同じです。

ですから相談は、学校や会社とまったくつながっていない機関に話を持っていくのがよいとされています。

労働条件相談ほっとライン総合労働相談コーナーなどに相談してみるのも一つの方法です。

パワハラをなくすには

声を上げるのが難しい職場環境では、簡単にパワハラが起きてしまいます。

今回のような事例は、権力や権威を持った人間が道徳観念を持ち合わせていないとどうなるかという典型といえるでしょう。

結局のところ、パワハラが起きるか起きないかは人をどう見ているかです。

相手を尊重する気持ちがあればパワハラは起きません。

自分の権限のもとで働く人たちを自分と同等もしくは自分より上であると考える思考が少しでもあれば、問題はすぐにも解決します。

ですから、パワハラは思考の問題なのです。

頭の賢さと心の賢さは同じではありません。

人の価値は、立場や知識などではなく人となりで決まります。

心の賢い人たち、人を思いやることができる人、笑顔で親切ができる人たちが一人でも多く増えることを願います。


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