今の時代、共働きをしていない家庭のほうが少なくなっています。
家のローン、子どもの教育費、将来のための積立金など、かかる費用は増える一方です。
そうなると、夫であるあなたが家で家事を行なうことがますます重要になってきます。
家事は女性がするものという古い概念を捨て、一家の大黒柱として家族のために何ができるかを考えてみましょう。
結婚している男性の役割
結婚している男性の基本的役割は、家族のために必要なものを備えることです。
それにはまず家族のためにお金を稼ぐことが含まれます。
妻と子どもが必要とする食事、衣服その他生活にかかる費用を賄います。
これは夫がする最も基本的な義務と言えるでしょう。
しかしこの義務を果たすことで自分の役割は終わったと思っている男性がいかに多いことか…。
お金を家に持って帰って来たらそれで本当に終わりなのでしょうか?
家族に必要なものを備えることには、さらに家族の感情面と精神面をケアするも含まれます。
もし妻が精神的な病気になれば、それに伴う苦しみを共に担います。
妻が寂しいというなら、一緒に時間を過ごすことによってその感情を満たします。
感じていること思っていることを話し始めたら、それを聴いてあげます。
これらをバランスよく行なっていくには毎日の生活の仕方が大切で、もし仕事だけして他のこれらの面がおろそかになっているとすれば、それは仕事に時間が取られすぎということになります。
自分だけで稼ぐのは大変
しかし一人で家族全員の金銭的必要を満たすことが難しいという現状もあります。
それができるならとっくにやっているという声が聞こえてきます。
確かにそうです。
それで多くの家庭では妻も仕事に出かけ、夫の負担を少しでも減らす努力をしています。
であるならば、家計を助けてくれている彼女に対する感謝の意を込めて家事を手伝うことができるのではないでしょうか?
家に帰ってきたとき、台所に食器がまだ洗われていない状態で置かれているのを見たら、「食器洗えてないよ」と言うのではなく、自分から進んで食器を洗うことができます。
そうした気遣いは妻のストレスを軽減させます。
あなたに対する感謝の気持ちがより深まるでしょう。
妻の体をいたわる
女性は毎月体調に変動があります。
そのときは、うつ的になったり感情の起伏が激しくなったり体が思うように動かなくなったりします。
そうした体調の変化に敏感であるなら、喜んで妻の支えになりたいと思うことでしょう。
疲れているなと思ったら、「休んでていいよ。僕がやるから」と言ってあげられるかどうかで、家族の雰囲気が大きく変わります。
夫であるあなたが家庭のことに率先するなら、みんなが笑顔になります。
もし子どもがいるなら
もし子どもがいるなら、親として最高の手本を示していることになります。
父親とは外でも働き家の中でも働くものなんだ、ということを教えていることになります。
これは最高の実践教育です。
勤労の意義や楽しみを教えていることになります。
働いている姿は、別に会社に子どもを連れて行かなくても見せることができます。
家の中での働きぶりがよければ、子どもから尊敬のまなざしで見てもらえるでしょう。
「ママを手伝え」と子どもに言ったとしても、あなた自身がしていないならその言葉にどれほどの重みがあるでしょうか?
子どもに何かを教えるには、まず自らそれを実践すること以上に良いことはありません。
子どもを家事に誘う
子どもを家事に誘いましょう。
子どもは親といることが基本好きです。
自分のことを知ってほしいと思っていますし、親のことをもっと知りたいと思っています。
一緒に家事をすれば会話する時間になり、普段なかなか聞き出せないことも子どもから自然と話してくれるようになります。
家事に率先する夫は素晴らしい
家事に率先する夫は、家族に必要なケアをしていることになります。
妻の感情的精神的ストレスを軽減させます。
子どもと一緒に家事をするなら、働くことの大切さを教えると同時に親と一緒にいたいという彼らの願いも満たすことができます。
仕事から帰ってきてから家事をするのは精神的に疲れますが、その努力によって得られるものは家族のより強い絆であり、より安定した家庭です。
今払っている少しの犠牲が将来大きな実りとなって自分に返ってきます。
まとめ
家庭を築くという、社会にとって最も重要なこの仕事のためにやるべきことにはお金を稼ぐことだけでなく家族の感情面と精神面のケアも含まれます。
そのための最も簡単かつ効果的な方法が家事を手伝うことです。
自分ができる家事から始めてみましょう。
きっと大いに感謝され、家族がもっと幸せになりますよ。
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