子どもに自制心を教えるには?自制心のない子どもはどうなる?


今は子どもの好きなように育てることが一つの育て方として受け入れられている風潮があります。

しかし、そのような育て方は将来苦しい結果を生むことが少なくありません。

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子どもには自制心が必要

子どもは我慢することを学ぶ必要があります。

何も教えないで子どもが自制心を習得することはありません。

自制心を子どもの時に学んでいないと、良好な人間関係を築きにくく、安定感のある大人になりにくいと言われています。

さらに自制心がないと、いらいらしやすく、ストレスに負けやすく、問題が起きると現実逃避をしやすくなるとも言われます。

ですから、子どものうちに忍耐することや自制することを学んでおかないといけません。

既に大人である私たちは、社会に出れば自分のしたいことだけができるわけでないことを知っています。

人間関係が難しくなる時もあることや解決できるのかと思えるような難題に直面することも知っています。

子どもが大人になったとき、それらに対して前向きに立ち向かうことができるようにする秘訣が自制心なのです。

小さいときは子どもの好きなことをさせたいと思うのは親心です。

しかしどんなときも何をするにしても子どもの要求に応える、子どもの言うとおりにさせてあげるのは決して子どものためになりません。

自分の思い通りにならないことがある、我慢しなければいけない時がある、この感覚を身につけさせるなら、子どもは自分に許されている範囲の中でやるべきことに注意を向けることができるようになります。

感情的ではなく理性的に行動できる大人になっていきます。

子どもが人を思いやることのできる大人へと成長してほしいと思いますね。

親がこの分野でしっかりとした指導ができると、子どもは親の指導に安心感を覚え、すくすくと成長していきます。

親ができること

では、子どもに自制心を学ばせるために親は何をすべきでしょうか?

親がまず自制の手本を示す

子どもは親の背中を見て育つ、と言う言葉がありますが、子どもは親の言うことよりもしていることを真似ていきます。

親が自制心を持っていないと子どもがそれを持つことは期待できません。

親自身が持っていないものを子どもだけに持たせようとするなら、子どもは不満を持つでしょう。

ですから、親の手本が大事です。

たとえばゲームをする時間に制限を加えるとするなら、親もこの点で自制心を持っているでしょうか?

規則正しい生活をするよう求めているなら、親自身が規則正しい生活を送っているでしょうか?

家の中で親が自由奔放に振る舞っているなら、子どもはそれを学びます。

家族のルールがあるなら、親がまずそのルールを守るようにしましょう。

一貫した指導をする

子どもがルールを破ったとします。

ルールを破ったら何かの罰を与えることを決めていたとします。

もしそうなら、最後までその基準を守るようにしましょう。

もちろん、その罰は理性的なものであるべきです。

暴力的であったり、子どもの自尊心を傷つけるものであってはいけません。

罰を与える目的は、自制心を学ばせるためです。

親の感情でルールをコロコロと変えることもいけません。

感情的なルールは子どもが自制心を学ぶ助けにはならず、かえって規則に反発する心を育ててしまうでしょう。

子どもがまだ小さいなら、「ダメ」はいつまでたっても「ダメ」であるということを教えましょう。

たとえば買い物をしているとき、子どもは自分が買ってほしいものを買ってもらうために駄々をこねることがあります。

大きい声で泣いたり、寝転がったり、親を叩いたりすることがあります。

最初は「ダメ」と言っていたのに、子どもを黙らせるために最後には子どもが欲しいと言っていた物を買ってしまう親がいます。

ここで子どもが学ぶのは、自制心ではなく自分の思い通りにさせる方法です。

ですから、「ダメ」は「ダメ」という意味以外はないということを教えなければならないのです。

感情的に叱ってはいけない

親の中には、自分の感情に任せて子どもを叱る人がいます。

腹が立ったから怒るわけです。

しかし指導というのは親の感情のはけ口ではなく、子どもの心の成長を目的としています。

これを間違えてしまうと、子どもはルールの破れ目に目を向け、どうやったら怒られないでルールを破れるかを考えるようになります。

ルールを自分を成長させるものと見るのではなく、厄介なものと見てしまいます。

この原因を作るのが、親の感情的な態度です。

子どもに自制心を学ばせたいなら、子どもを叱るときに自制心を持ちましょう。

感情的ではなく理性的に叱るのです。

自制心のある子どもは優しい大人になる

このサイトの一つのテーマはモラハラです。

モラハラの原因となるのは一つだけではありませんが、自制心のなさは明らかにその原因の一つです。

子どもの時に自制心を学んでいるなら、その子どもは大人になったときに周りをいたわることのできる人になるでしょう。

自己中心的ではなく、相手のことを考えて行動できる人になります。

そうなればモラハラ加害者になる可能性は低くなるはずです。

ですから、子どもがまだ小さいときから自制心を学ばせましょう。