人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は少なくありません。
上司や同僚と上手にコミュニケーションを取っている仲間を見ると「自分もあんな風にみんなと話せたらいいのに…」と思う時もあります。
会話ができるようになるかどうかは、自分の思考が関係しています。
自分は「こういう人間だから」と決めつけない
多くの人が口にする言葉、「自分はこうだから」「自分はこういう人間だから」。
コミュニケーションが苦手な人がこの言葉を口にするとどうなるでしょう?
「自分はコミュニケーションが苦手な人間だから、会話ができない」。
本当にそうなのでしょうか?
この言い方は会話が苦手な理由を説明しておらず、苦手という結果を原因にしてしまっています。
これでは、コミュニケーションの苦手意識は取り除くことはできません。
コミュニケーションが苦手と思ってしまう理由は別にあります。
どんなものがあるでしょうか?
コミュニケーションが苦手と思ってしまう理由
人の反応を気にしすぎる
会話を苦手とする多くの人が相手の反応を気にしすぎています。
「こんな事を言ったら、相手はどう思うだろうか?自分はどう思われるだろうか?」
ある程度気にするのは普通のことですが、気にしすぎると言葉が出てこなくなります。
これまで、何度もそうやって会話するチャンスを逃してきたのではないでしょうか?
話をするときは、「相手がどう思おうと構わない」というぐらいの気持ちが、ちょうどいいのです。
そうすれば、言葉が自然と出てきます。
想像の中での相手の反応に、現実の自分が縛られないようにしましょう。
肯定的な反応を期待しすぎる
相手の反応に平衡の取れた見方が必要です。
すべての人が自分の話を聞いてくれる、肯定的な反応をしてくれるとは期待できません。
当然、自分の予想と異なる反応があることを予期しなければなりません。
その事実を前もって受け入れておかないと、否定的の反応が返ってきたとき落ち込んでしまいます。
「自分はこんなにも努力したのに…」。
そう思う気持ちも理解できます。
そう思う代わりに、「自分はよくやった。話せなかった自分が話せるようになった。」と考えて、自分を褒めてあげてください。
場数を踏んでいけば、相手の否定的な反応にも少しずつ免疫が付いてきます。
自分と異なる意見を受け入れにくい
相手の否定的な反応は自分の人格を否定しているのでしょうか。
必ずしもそうではありません。
もしそう考えているなら、会話することが怖くなります。
ほとんどの場合、物事に対する見解の相違にすぎません。
見解の相違はよくあることです。
それを受け入れるのはとても大切です。
別の角度からの意見は、自分の成長を助けてくれます。
では、会話が苦手な人でもできる簡単な切り出し方とは何でしょうか?
会話が苦手な人でもできる簡単な切り出し方
尋ねることから始める
自分から話すことを考えるのではなく、相手の言うことを聞くことから始めてみましょう。
そのための方法が「尋ねる」です。
例えば、「今日は寒いですね」ではなく「今日は何度くらいですかね?」「昼からは気温が上がりますかね?」
非常に簡単な例ですが、こういうことです。
「尋ねる」ことを習慣にしていけば、人とコミュニケーションを取るのが、少しずつ楽になります。
コミュニケーションは、わたしたち人間にとって空気と同じくらい必要不可欠なものです。
それがないと、やはり生活が窮屈になります。
コミュニケーションの苦手意識を少しずつ克服して、快適な職場ライフを過ごせるようにしていきましょう。
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