謝罪する、というのは本当に勇気が要ります。
自分の過ちを認めるのは、人間にとって非常に難しいことです。
謝罪の気持ちを、どのように上手に相手に伝えることができるでしょうか?
はじめに
これまで仲の良かった二人が、あることをきっかけで、急に関係が緊張するというのは、よくあることです。
故意でなかったとしても、自分の言動が相手の気分を害してしまった場合、関係を修復させるためにできることは何でしょうか?
謝るのが難しいのはなぜ?
まず最初に考えたいのは、謝ることが時に難しいのはなぜでしょうか?
謝る機会がなかなかない
普通、傷つけられた側は傷つけた側を避けます。
そのため、謝りたいのに謝れないということがあります。
すぐに謝ることができたのに謝らなかった
相手に受け入れてもらえないのではないかという不安で、謝るタイミングを逃してしまったということもあります。
謝るのに必要なこと
理由はどうあれ、謝罪する気持ちは伝えなければ伝わりません。
では、どのようにその気持ちを伝えたらよいでしょうか?
してはいけないこと
よく見かけるケースとして、メールやLINEで「ごめんなさい」と言う人がいます。
絵文字を使えば、誠実さが伝わると思っている人もいます。
しかし、本当に誠実さが伝わるでしょうか?
反対の立場で考えたとき、それがよく分かります。
謝罪をメールですまそうとされると、どんな気持ちになるでしょうか?
相手の誠実さが伝わってくるでしょうか?
謝ることには、声の調子や態度も関係します。
それによって、相手はこちらが心から謝っているかどうかが判断できます。
極端なことを言えば、メールやLINEならソファーに寝転びながら、テレビを見ながらでもできます。
相手に見えていないわけですから。
これでは、文字ではすごく謝っていても、本当に心から謝っているかどうかは分かりません。
つまり、謝るときには、相手に自分の誠実さがはっきり見える形で、表わさなければなりません。
一番良いのは面と向かって謝ることです。
相手の反応を軽く見ない
二人の関係がこじれる原因の一つは、相手の反応を大げさだと思ってしまうこと。
「こんなことで、何でだよ…」と思う気持ちを抑えましょう。
相手の反応を軽く見てはいけません。
不快に思った相手の気持ちをしっかり受け止め、勇気を出して謝りましょう。
言い訳をしながら謝るのをやめる
勇気を出して「ごめんなさい」と言った後、すぐに「でもね、分かってほしいんだけど…」と続けてしまう人がいます。
自分がなぜそうしたのかを説明したくなる気持ちは分かります。
しかし、すぐにそれをしてしまうと、相手からは自己弁護にしか聞こえません。
「自分はあなたにこういう悪いことをした。ごめんなさい、許してください。」とはっきり言えるようになりたいですね。
自分のメンツはなくなりますが、仲直りできる可能性は高くなります。
間違いを間違いとしてはっきり認め誠実に謝るなら、相手はその気持ちを尊重してくれます。
あとがき
謝ることは勇気が要ります。
謝るのを先延ばしにすれば、謝ることが難しくなります。
相手に申し訳なかったと思っているなら、すぐに行動しましょう。
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