いま転職活動をしておられる方、転職活動はうまくいっていますか?
何度応募しても落ちてしまい、メンタルがやられてしまっていますか?
落ち続けると、負のスパイラルに陥って、転職活動そのものが苦痛になってきます。
転職活動の最初の難関、書類選考の通過率を上げるにはどうすればいいでしょうか?
書類選考は通らないのが当たり前?
転職活動をしておられる方は、10社20社落ちるのは当たり前、人によっては50社、100社でも内定をもらえないと言います。
ほとんどの人が、最初の関門、書類選考で落とされます。
実際、書類選考の通過率は1割~3割です。
企業サイドで考えると、書類選考は落とすためにあります。
決して通すためにあるわけではありません。
ですから、書類選考がなかなか通らないとしても不思議ではありません。
しかし、それは企業サイドの考えであって、求職者としては、この関門を通過しなければ前に進めないわけですから、何としても書類選考の通過率を上げなければなりません。
書類選考の通過率を上げるには?
自分が採用担当者になったつもりで考えてみましょう。
企業の中で採用担当者として動いているのは少数です。
たとえば、自分一人で1日に100人分の履歴書と職務経歴書を目を通さないといけないとすればどうでしょうか?
それは膨大なエネルギーを必要とします。
そんなとき、書かれている内容を100人分隅から隅まで見ようとするでしょうか?
とてもそんなことはできません。
一人にかけられる時間はせいぜい3分〜5分程度です。
制限時間内に自分という商品を履歴職歴書の中で紹介する
今度は、取引先で自社製品を紹介している自分を想像してみましょう。
与えられている時間は、たったの5分です。
その限られた時間内で、自社製品の良さ、他社製品との違いをアピールしなければなりません。
興味を持ってもらえるか、「使ってみたい」と思ってもらえるかがすべてです。
書類選考も同じです。
求人に応募するとは、自分という商品を売り込むことにほかなりません。
それはある意味、採用担当者との5分間の戦いと言ってもいいでしょう。
5分の間に、自分の良さ、他の求職者との違いをアピールできなければなりません。
採用担当者に興味を持ってもらえるか、「この人に会ってみたい」と思ってもらえるかがすべてです。
履歴書や職務経歴書を書くとき、このようなイメージを持ちながら書いているでしょうか?
書類選考の通過率を上げる履歴職歴書の書き方
採用担当者に見てもらえる履歴書や職務経歴書とは、どういうものでしょうか?
採用担当者にもタイプがありますが、どういうタイプの人であれ、以下のようなことに気をつけましょう。
履歴書で注意することは、
- 写真を必ず貼る
- 批判的、後ろ向きではない退職理由
- やる気を感じさせる志望動機
写真は、採用担当者に自分をイメージさせる強力な武器です。
貼らずに提出する人もいますが、それはせっかくの武器を使わずに格納庫に入れてしまっているようなものです。
退職理由欄に、辞める会社のことを批判的に述べるなら好印象はありません。
ネガティブな退職理由ではなく、前向きと見てもらえる理由を見つけましょう。
その理由ゆえに求人に応募したという、退職理由と志望動機が連動しているのが理想的です。
職務経歴書で注意することは、
- ロジックがしっかりしている
- 実績は数字入りで、数字は正確に
- 熱意を伝える
- プロセスと結果を書く
職務経歴書は、自分の歩みを紹介できる素晴らしいツールです。
自分がどんな仕事をしてきたか、分かりやすくポイントを突いた仕方でアピールしましょう。
職務経歴書には、主に次のようなものを書くことが多いでしょう。
- 職務経歴要約
- これまでどんな仕事をしてきたかを概略的に説明します。
- 勤務先履歴
- これまで勤めてきた会社の履歴を書きます。
- 職務経歴詳細
- これまでに担当した職務内容を書きます。
- 実績を書く場合は、具体的な数字を入れると説得力が増します。
- スキル
- キャリアの細かい分析(棚卸し)が必要です。
- 応募先の企業の求めるスキルに適合するものを具体的に書きます。
- 自己PR
- 的確な表現力と文章力が必要です。
- 自分が応募先の企業にとって有用な存在になりうることをアピールします。
- 自分の有用さ(強み)を示すことができるエピソードを、2つか3つほど見出し形式で紹介できればベストです。
- 自分視点だけでなく、周りからの評価を交えて紹介すると、独りよがりという印象を避けられます。
- エピソードを紹介するときは、熱い思いを伝えましょう。
- どんな職務に長じているか、ヒューマンスキルはどうかも併せて書くことができます。
相手を知り自分を知る
5分という限られた時間内で、相手(採用担当者)の心を鷲掴みするには、相手の欲しいものを相手の望む形で提供できなければなりません。
そのためには、相手を知り自分を知らなければなりません。
相手を知るとは
相手を知るとはこういうことです。
- 応募先の企業はどんな人材(人物)を本当は欲しがっているのでしょうか?
- 採用担当者はどんなタイプの人間でしょうか?実績重視でしょうか?プロセスを重視する人でしょうか?
- その企業が好む履歴書・職務経歴書の書き方というのがあるでしょうか?
自分を知る
自分を知るとはこういうことです。
- 自分にはどんなキャリアがあるだろうか?
- どんな職務に通じているだろうか?
- 自分にはどの分野でさらなる伸びしろがあるだろうか?
- 自分の本当に得意とするものを分かっているだろうか?
- 自分が不得意と思う点は本当に弱みだろうか?
- 自分は本当はどんな人間だろうか?
書類選考は自分を売り込む最初の関門です。
採用担当者に読んでもらえる(はじかれない)書類を作成しなければなりません。
自分という商品がここにいることを分かってもらわなければなりません。
「自分が担当者なら、この人に会ってみたいだろうか」と自問しながら書いてみましょう。
業界や企業が違えば、着目ポイントも異なる
当然、業界や企業によって、履歴書や職務経歴書の着目ポイントは異なります。
応募している職種によっても着目点が変わります。
ですから、採用担当者にはじかれないようにするには、応募先の要項にマッチした履歴書・職務経歴書を書けなければなりません。
1,2社でも大変ですが、10社20社ひいては50社100社ともなれば、もうお手上げです。
しかし、そうした書類を書けなければ落選の山を積み上げる結果になってしまいます。
こういう場合はどうすればいいでしょうか。
転職エージェントを利用する
自分一人で、応募先の社風や社長の考え、いま力を入れている事業分野や将来の展望などを勉強して、それを踏まえて履歴書や職務経歴書の内容に変更を加えるには、それなりの時間と労力が必要です。
これらは実際すべきことですが、面接ではなく書類選考の段階でこれをやっていたら時間がいくらあっても足りません。
また、応募先企業の採用担当者がどんなタイプの人間なのか、どんな書き方を好むのかなどは、求職者からすればほとんど手に入らない情報です。
でも、こうした情報は書類選考を通過するためには結構重要です。
それらを意識せずに書類を提出するなら先ほども書きましたが、落選の山を築くことになります。
転職エージェントを利用する価値はここにあります。
企業を知っている
転職エージェントは企業から求人情報をもらうために日夜努力し、企業との信頼関係を築いています。
企業もできるだけ優秀な人材を手間を掛けることなく見つけたいという思惑で転職エージェントに求人を出しています。
こうして転職エージェントには各企業に関するデータが蓄積されていきます。
そのデータには書類選考に関する情報も含まれます。
A社が履歴書のどこに注意しているか、B社はどんな職務経歴書を好むかなど、企業ごとに異なる着目点の違いをデータとして蓄積しています。
これらが彼らの財産であり、その財産を求職者は無料で利用できるのです。
転職エージェントには求職者をサポートするキャリアアドバイザーというコンサルタントがいます。
彼らは蓄積されたデータをもとに、求職者がどんな履歴書や職務経歴書を作成すればよいかを指導してくれます。
さらに彼らの手元には採用担当者がどんなタイプの人間か、どういう形式の書き方を好むかというデータもあります。
転職エージェントを通して求人に応募すると、キャリアアドバイザーによる求職者に関するより詳しい内容が書かれた推薦状が履歴書と一緒に提出されます。
仮に書類選考に落ちても、求職者の市場価値が企業に正しく判断されていないとキャリアアドバイザーが判断した場合、採用担当者に再検討をお願いしてくれることもあります。
ですから、これらの支援サービスや自分で一から調べて考える時間的コストや精神的負担を考慮すると、転職エージェントを利用する人としない人では、初めから立っているスタート地点が違うのです。
転職希望者が自分を知るよう助けてくれる
転職エージェントに登録すると、まずキャリアアドバイザーとの面談があります。
この面談の目的の一つはキャリアの棚卸しです。
キャリアの棚卸しは求職者にとって非常に重要です。
キャリアアドバイザーは、あなたがこれまで携わった仕事の内容をヒアリングして企業に売り込める能力やスキルを確認します。
自分では売り込める材料と思えなかったことが有力な武器になったり、今後のキャリアプランの新たな可能性や方向性を発見できたりと、面談はあなたという商売道具を見つめ直すのに絶好の機会です。
自分の持ち道具が増えれば増えるほど狙える企業に幅ができます。
キャリアアドバイザーは、あなたの中にある有用な情報を整理し使える状態に整えてくれます。
あなたの市場価値を確認し高めてくれるキャリアアドバイザーとの面談は、転職活動を成功させるために最低限やるべきことです。
そのステップさえ踏めば自分一人では到達できなかったであろう、より高い場所からのスタートを切ることができます。
相手を知り自分を知っているなら、その後の転職活動を有利にかつ効率よく進められるのは言うまでもありません。
転職エージェントを利用する価値はまさにコレです。
書類選考の通過率が高い転職エージェントは?
世の中には数百の転職エージェントがあります。
当然、そのすべてが質の良いエージェントというわけではありません。
ここでは、書類選考の通過率が高いと言われる転職エージェントを1社紹介します。
抜群の安定感を誇るパソナキャリア
パソナキャリアは書類選考の通過率が高いと言われています。
人によっては5割弱の通過率、10社応募して4社は書類選考を通過する確率です。
一般的に言って3割でも上出来と言われているので、この通過率はかなりの数字です。
その理由として、ミスマッチングが少ないことが挙げられます。
企業が要望する人材とパソナキャリアが紹介する人材のスキルや能力が合致していれば、当然書類選考の通過率は上がります。
このミスマッチングの少なさに貢献しているのが、初回面談です。
通常、初回面談は1時間程度ですが、パソナキャリアでは60-90分の時間をかけます。
求職者の人となりや適性、キャリアの棚卸しに時間をかけることによって、求職者がどの企業に転職するのが良いかを見極め、企業と求職者双方がWin-Winの関係になるようにしています。
これがパソナキャリアが標榜する「正しい転職」です。
実際、企業からの評判も良く、求職者の満足度も96%と非常に高い数字を残しています。
求人に独占求人というものがあります。
これは企業があるエージェントを信頼して、そのエージェントにだけ出している求人のことです。
ほかの転職エージェントに行っても、紹介されることはありません。
「このエージェントなら必ずこちらの要求に合った人材を紹介してくれる」という信頼のよるものです。
パソナキャリアはこの独占求人が多いと言われており、それは企業の要求に対してベストな人材を紹介し続けてきた結果です。
独占求人の旨味は求職者にもあります。
自分の能力とスキルが独占求人の要求に合えば、限りなくライバルが少ない求人に応募することができます。
転職エージェントとしてパソナキャリアは、非常に質の高い仕事をしています。
利用者の声
- 他社よりも親身な対応
- 悩んだとき、電話ですぐに対応してくれる
- 幅広い求人を紹介してくれた
- 強引な紹介がなかった
- スケジュール調整がしやすかった
- 希望とのマッチング率が高かった
- 担当者がすごく話しやすかった
パソナキャリアを利用する前にしておくこと
登録すると、キャリアアドバイザーとの初回面談があります。
初回面談ではキャリアの棚卸しをしますが、それはキャリアアドバイザーとあなた自身であなたという人間を分解し、これまでの職務経験を通してどんな長所があり、どんな可能性があるかを調べる作業です。
精密に調べれば調べるほど、その後の転職活動において応募できる求人の幅を広げることができます。
そこでその面談を受ける前に、事前にしておきたいことがあります。
それは、自身によるキャリアの棚卸しです。
これをするかしないかで初回面談の質が大きく異なります。
転職活動とは自分という商売道具を売り込む活動です。
できるだけ高値を付けて売るために、初回面談の質を重視してください。
得意分野を知る
まず、自分のこれまでの仕事を振り返ってください。
- これまでどんな仕事に携わってきたでしょうか?
- その中で得意とする仕事や業務は何でしたか?
これまでのスキルと経験の抽出を行ないます。
得意分野の原因を知る
次に、なぜそれが得意なのかを考えます。
たとえば、ある友人は語学が堪能でそれを使って仕事をしています。
なぜ言語がそんなに優秀なのか聞いてみると、「特別自分が言語能力に優れているとは思わないが、人と一緒にいるのが好きだから」というのが答えでした。
彼女にとっては人と一緒にいるのが好きという原因があり、そのおかげで語学が得意分野になったというわけです。
語学を勉強するのが好きだから、というのが原因ではない、ということです。
人それぞれ得意とする分野は同じでも、その原因は異なります。
自分の得意分野に対して、なぜ?と問いかけてみましょう。
そうすると、自分の中に新たな発見があるはずです。
得意分野を活かせる場所を探す
最後に、その得意分野を他の業種や職種でも活かせる場所はないかを考えます。
もしあれば、その業種や職種でしたいことは何かを考えます。
したいことがはっきりしていれば、その仕事を続けるモチベーションを保ちやすくなります。
まとめると、
- これまでの仕事のスキルと経験の抽出を行なう
- 得意分野を知る
- なぜそれが得意なのかを考える
- それを他の業種や職種でも活かせる場所はないかを考える
- その業種や職種でしたいことは何かを考える
こういう自己分析がしていれば、キャリアアドバイザーとの面談でも自分という人間を自信をもって紹介することができます。
自己分析ができるリクナビNEXTのグッドポイント診断というのがあります。
面談前に、それを利用してもよいでしょう。
リクナビNEXTグッドポイント診断
パソナキャリアの利用方法
パソナキャリアで会員登録(無料)をします。
利用料金は完全無料です。
登録後、担当者となるキャリアアドバイザーから連絡が入ります。
面談をする日程を決め、キャリアアドバイザーと面談をします。
面談の中で、いくつかの企業を紹介されます。
それを比較検討し、自分に合うものがあればその求人に応募します。
キャリアアドバイザーから履歴書と職務経歴書の書き方のレクチャーを受けます。
各企業ごとに書類選考に通りやすい書き方を教えてくれます。
キャリアアドバイザーはあなたの書いた書類と共に、アドバイザー自身が書いた紹介状を添えて書類を提出します。
紹介状の内容を確認したいなら、「企業に提出する前に確認してもいいですか」と言っておけば見せてくれます。
書類選考を通過すれば
書類選考を通過すれば、面接です。
キャリアアドバイザーと面接対策をして面接を受けて内定が決まれば、現職の退職手続きです。
キャリアアドバイザーから円満退職のレクチャーを受け、めでだく退職です。
キャリアアドバイザーが合わなかったら
自分とキャリアアドバイザーの相性が合わなければ、変更を申し出てください。
仲介業者が壁となって、転職活動がうまくいかなければ本末転倒です。
キャリアアドバイザーの変更はよくあることなので、感謝の言葉を添えつつ他の人の意見も聞きたいので、と言えば変更してくれます。
書類選考の通過率を上げよう
書類選考こそ転職活動の要です。
ここを乗り切ることで展望が開けます。
自分でしっかりとキャリアの棚卸しをし、キャリアアドバイザーとの初回面談でさらなる綿密な自己分析をして、求人要項とのベストマッチングを目指しましょう。
ミスマッチングを減らすことができれば、書類選考も怖くありません。
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