今の時代、自分の仕事に満足できている人は、ほとんどいません。
何かしらの不満を感じて仕事をしています。
「実は、こんな仕事に就く予定ではなかったのに…」「今の仕事で自分の才能を無駄にしたくない…」などなど。
そこで、現状が自分の理想に合わない場合、どうしたら満足感や充足感をもって仕事ができるようになるかを考えてみようと思います。
積極的な見方をする
どんな仕事をしていても、仕事があること自体が大きなメリットです。
少なくとも、一つの収入源を確保しているわけですので、今の生活をやりくりするための基本財源があります。
ほとんどの人が、そのことを考えて、やりたくない仕事でも頑張ってしています。
どの仕事でも、その仕事特有の問題があります。
営業には営業の、事務には事務の、製造には製造の、それぞれの職種にともなう難点があります。
今の仕事をずっと続けるつもりでないとしても、いまある仕事の問題を解決する能力が高まると、将来の転職にも役立ちます。
まったくの異業種で仕事をしたい場合でも、そのスキルは転職探しをする際の強力なアピールポイントになります。
このように考えると、いまの仕事のモチベーションを保つことができます。
仕事の技術を上げる
たとえば、営業の仕事であれば、先方の願いや気持ちを察する技術が必要です。
クレームに対処する方法も身につけなければなりません。
正直なところ、これらはめんどくさいと言えばめんどくさいことですが、向上させることができれば、人生の大きな武器になります。
いましている仕事の技術は、仕事以外の生活にどう役立つでしょうか。
仕事の技術が役立つような趣味を考えてみるのも、一計です。
そうすると、今している仕事に対する感覚も、以前と異なってきます。
お金ももらえる、技術も上がる、趣味も充実できる、いいことづくめです。
自分の仕事がだれのためになるかを考える
どんな仕事も、自分以外のだれかに必ず役に立っています。
以前、興味深い投稿を見ました。
複数の会社が入っているビルで清掃の仕事をしていた女性からの投稿です。
その女性が、トイレで清掃をしていると、面接で来ていた就活生がトイレに入ってきました。
彼らは、その女性を見るなり、彼女に聞こえる感じで「こんな仕事ありえねぇ」とか「こんな仕事したら死んでしまう」とか笑いながら話しています。
彼女は、悔しさを心に飲み込みながら仕事を続けていましたが、彼らの後ろから入ってきていたおじさんが、彼らに一言話しました。
「君たちは仕事というものを何も分かっていない。掃除をしている方が給与をもらうのは、その仕事が必要とされているからだ。ありがとうという報酬なんだ。」
含蓄を含んだ、いい言葉だと思います。
この人の言葉からも分かるように、いましている仕事は、何かしら人の役に立っています。
会社の利益になっているだろうし、先方もあなたの仕事から益を受けています。
当然ながら、自分と家族の生活を支えています。
もし子どもがいるなら、あなたの働く姿勢から、彼らは働くことの意味を理解するはずです。
自分の仕事が他の人の役に立っていることを意識するなら、いまの仕事に対する気持ちも入りやすいのではないでしょうか。
目標を置く
どんな仕事も、最低限のことだけで済まそうとすると、自尊心を持つことができません。
向上心を持つことで「幸せ度数」は高くなります。
「今日一日」の目標を持つ、というのはどうでしょうか。
小さな目標をいくつか立て、ひとつひとつ終わらせていくと、仕事にリズムができ、一日の終わりには、かなりの満足感を実感できます。
最後に
いましている仕事が理想のものでなくても、このような気持ちで続けているなら、転職する機会があった時に動きやすくなります。
それまでの経験が武器となります。
仕事に対するモチベーションを少し上げて、今日一日を楽しみましょう。
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