2017年10月も転職マーケットは売り手市場が続きます。
インターネット専門職(WEBエンジニアを含む)が高い求人倍率を保っています。
WEBエンジニアへの転職を考えてみるのはどうでしょうか?
ハローワークの有効求人倍率
有効求人倍率はハローワークに基づく数値です。
ハローワークで仕事を探す人一人に対して何件の求人があるか、で算出されます。
厚生労働省発表(2017年9月29日まとめ)による2017年8月時点の有効求人倍率は1.52倍、前月と変わりませんでした。
次に、民間の転職エージェントでの求人倍率を見てみましょう。
転職エージェントDODAが算出する求人倍率は?
転職業界第2位のエージェント会社DODA(デューダ)が2017年9月末時点で出している求人倍率です。
データは、この会社が保有する求人数とこの会社を利用した求職者数に基づきます。
全体の求人倍率は2.36倍です。
先月は2.44倍でしたので、0.08ptのマイナスです。
DODAでは、この会社に登録されている求職者一人に対し2.36件の求人があります。
業種別・職種別で見てみましょう。
出典元:DODA求人倍率データ
業種別の求人倍率
業種 | 求人倍率 |
---|---|
IT・通信 | 5.98 |
メディア | 2.66 |
金融 | 1.57 |
メディカル | 2.28 |
メーカー | 1.74 |
商社・流通 | 0.88 |
小売・外食 | 0.94 |
サービス | 2.73 |
職種別の求人倍率
業種 | 求人倍率 |
---|---|
営業系 | 2.47 |
企画・管理系 | 1.64 |
技術系(IT・通信) | 7.81 |
技術系(電気・機械) | 4.38 |
技術系(メディカル) | 2.27 |
技術系(化学・食品) | 1.09 |
技術系(建築・土木) | 4.00 |
専門職 | 5.99 |
クリエイティブ系 | 2.28 |
販売・サービス系 | 1.02 |
事務・アシスタント系 | 0.22 |
DODAの求人倍率から分かること
業界別で見ると、IT・通信業界が依然として活発です。
5.98倍という求人倍率で、8月末時点の倍率よりさらに0.12pt増加しています。
職種別で見ても、技術系(IT・通信)が7.81倍と、これも先月よりさらに0.16pt増加しています。
IT関係は、これからもずっと必要が大きい分野です。
特にIoTやAIに関係した知識や技術を持った人材が強く求められているので、それらの経験を持っているエンジニアにとって転職は有利でしょう。
リクルートエージェントの求人倍率は?
業界最大手のリクルートエージェントも求人倍率を出しています。
2017年9月末時点での全体求人倍率は1.90倍です。
先月と同じ倍率でした。
業界別求人倍率
業種 | 倍率 |
---|---|
IT通信 | 2.20 |
インターネット | 4.99 |
電気・電子・機械 | 1.60 |
化学 | 1.25 |
医薬・医療・バイオ | 1.03 |
消費財業界・総合商社 | 0.86 |
人材・教育 | 3.18 |
マスコミ・広告 | 1.17 |
コンサルティング | 6.17 |
金融 | 0.99 |
建設・不動産 | 3.17 |
外食・店舗型サービス | 1.38 |
職種別求人倍率
職種 | 倍率 | 職種 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|
SE | 3.40 | 総務/広報 | 0.88 | |
インターネット専門職 (Webエンジニアを含む) | 6.01 | 人事 | 1.38 | |
組み込み/制御ソフトウエア 開発エンジニア | 4.97 | 経理/財務 | 1.26 | |
電気エンジニア | 2.90 | マーケティング | 1.36 | |
機械エンジニア | 2.92 | 経営企画/事業計画/ 業務企画 | 2.24 | |
化学エンジニア | 0.84 | 資材購買/物流/貿易 | 0.91 | |
メディカルエンジニア | 0.95 | 営業 | 1.65 | |
医療技術者 | 0.99 | 接客/販売/ 店長/コールセンター | 1.26 | |
食品エンジニア | 0.72 | 流通専門職 | 1.76 | |
建設エンジニア | 4.75 | 不動産専門職 | 3.01 | |
品質管理/品質保証/ 認証/品質分析 | 1.24 | 金融専門職 | 0.79 | |
生産管理/ 生産管理コンサルタント | 1.04 | オフィスワーク事務職 | 0.45 | |
法務/知財 | 1.68 | デザイナー | 1.48 | |
内部監査/内部統制 | 0.77 | 制作/編集/ライター | 0.66 |
リクルートエージェントの求人倍率から分かること
インターネット業界の倍率が先月より若干下がりましたが、それでも4.99倍と高い求人率になっています。
職種別では、インターネット専門職(Webエンジニアを含む)が6.01倍、組込・制御ソフトウェア開発エンジニアが4.97倍、SEが3.40倍と先月よりさらに高い数字となっており、IT・インターネット系のエンジニアの必要性が高いことを示しています。
WEB業界で働くには
今回は、WEB業界の仕事に焦点を合わせてみましょう。
業種別・職種別でも高い求人倍率の分野ですが、WEB業界にはどんな種類の仕事があるのでしょうか。
WEB業界で働くにはどんなスキルが必要でしょうか?
WEBデザイナー
WEBサイトのデザインを担当します。
サイト全体のレイアウトや構成を考え、デザインの制作・修正を行ない、バナーやアイコンの作成、文字の大きさや色合いなどを決めていきます。
サイトの見やすさだでなく、使いやすさも考えたデザインセンスが求められます。
デザイン系の仕事ですので、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトが使えることが必須です。
自分でコーディングしなければならない場面もあるので、HTMLやCSSの知識も欠かせません。
WEBプログラマー
仕様書に基づくシステムの開発を担当します。
HTML・CSSの知識をはじめ、JavaScript、PHP・Java・Perl・Rubyなどのプラグラミング言語の知識が必要です。
プログラム開発だけでなく、システム設計に関わることもあるのでデータベースやセキュリティに関する知識も必要です。
WEBディレクター
プロジェクトの進行管理を担当します。
全体の指揮する立場にあり、WEBデザイナーやWEBプログラマーを監督します。
コンテツの品質管理の責任を負い、クライアントと制作現場との橋渡し役になります。
WEB上の基本的な知識が必要になるとともに、対人能力が特に求められます。
WEBエンジニア
WEBサイトに特化した設計・開発・運用・保守を担当します。
プログラム開発の知識に加え、Linux、Apache、MySQLなどのサーバやデータベースの知識、セキュリティに関係した知識が求められます。
SEOやサイトへの誘導、マーケティングなどの知識も必要になってきます。
これら以外の職種
上記に上げた職種以外に、WEBプロデュサーやWEBマーケターなどもあります。
未経験からWEB知識を身につける
WEB業界への転職を考える場合、最低限の知識を身に着けておく必要があります。
独学でも学べますが、サポートを受けながらのほうがしっかり知識を習得できます。
ProEngineer
既卒・第二新卒・フリーターをメインに扱っていますが、現在仕事に就いている人でも30歳までであればだれでも利用できます。
通常こうしたスクールは実費がかかりますが、このスクールは無料で講習を受けることができます。
講習にかかる時間は1ヶ月~3ヶ月、受講形式もスカイプによる個別指導、通学による個別指導、実践形式を含めた個別指導と自分のペースに合わせて選べます。
ただし、通学(本社:東京都千代田区霞が関)による指導をおもに行なっているため、受講者は首都圏(一都三県)に限られます。
申し込みをした翌月から受講できます。
個人の事情により、途中で受講できなくなってもペナルティはありません。
キャリアアドバイザーによる就職支援や面接指導を行なっており、就職率は96.2%です。
主な講習内容は、
- コンピュータ基礎
- アルゴリズム
- Java,PHPプログラミング
- HTML,CSS
- データベース(PostgreSQL,MySQL)
- Linux,Apache
- 実践(ECサイト,アプリ開発など)
登録フォームからのエントリー後、担当者から受講に関する連絡が入ります。
TechAcademy
自宅で学習できます。
どの年齢層の人でも、どこに住んでいても受講できます。
多岐にわたるコースが準備されています。
たとえば、
- WEBデザインコース
- WEBアプリケーション(Ruby on Rails)コース
- PHPコース
- フロントエンド(JavaScript/jQuery)コース
- iPhoneアプリ開発コース
- Androidアプリ開発コース
などです。
各コースを動画でも説明しています。
費用はプランにより異なります。
4週間で学べるプランから8週間,12週間,16週間で学ぶプランが用意されています。
- 4週間(7回)-99,000円
- 8週間(15回)-129,000円
- 12週間(23回)-159,000円
- 16週間(31回)-189,000円
受講費を支払うメリットは、お金という犠牲を払うことにより受講に対する真剣さが増すことです。
途中で投げ出しやすい人にとっては、このようなシステムを利用する価値は大いにあります。
併せてTechAcademyキャリアに登録すれば、キャリアアドバイザーによる転職支援(無料)を利用でき、企業やコンサルタントからのスカウトメールも受けることができます。
学習がどんなものかを知るための無料体験が用意されていますので、まずこれを利用してみましょう。
TechAcademy [テックアカデミー]の申込みはこちら
TechAcademy就職予備校
就職・転職保証付きでプログラミングスキルを習得できます。
まずカウンセリングを受けます。(来社によるカウンセリングが基本ですが、難しい場合はビデオチャットによる面談が可能です。)
キャリアに合ったコースを受講します。
8週間で必要なプログラミングスキルを学びます。
その後、6ヶ月間の就職・転職サポートがあります。
この予備校の最大の特徴はIT企業への就職・転職が決まれば、受講料がキャッシュバックされることです。
面接して内定が出なかった場合も受講料を返却してくれます。
決まってもキャッシュバックされ、決まらなくても返金してもらえるのであれば、お金のリスクは減ります。
30歳未満の男女で、首都圏で働ける人が対象です。
CodeCamp Gate
30歳未満で社会人経験のある人を対象に開講しています。
自宅で受講、30回のマンツーマンレッスンを受けます。
講師はすべて現役エンジニアです。
学習に要する時間は約2ヶ月です。
講習内容は、
- HTML,CSS
- JavaScript,jQuery
- PHP,MySQL
受講費は19万8,000円(税抜)ですが、受講修了後、転職サポートの期間内に転職・内定が決まり、3ヶ月間継続勤務をすれば、受講費のキャッシュバックがあります。
受講費をいったん支払いますが、キャッシュバックがあるので実質無料で受講できます。
始める前に、無料体験レッスンを受講すると1万円分の割引クーポンが手に入るので、まずこれでフィーリングが合うかみてみましょう。(10月末〆)
(CodeCamp Gateの入り口はページ上段にあります)
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