結婚を控える女性が増えています。
いろいろな理由がありますが、わたしの仕事仲間でも30代・40代で独身の女性が少なからずいます。
「結婚が幸せのカギ」とは思えない今、結婚に魅力を感じない女性が増えてもおかしくありません。
結婚しない女性が増えたのはなぜ?
ヒモ・DV・モラハラ・浮気etc. ろくでもない男性が多くいます。
その流れで、離婚からシングルマザーというケースもあります。
選ぶ男性によって人生が大きく変わってしまう可能性がある以上、結婚には慎重になります。
結婚・出産で自分のキャリアが止まってしまうことを心配する方もいます。
待機児童問題もあり、子育てのために社会復帰が思うようにうまくいかないかも…と不安になる方もいます。
こうした不確定要素が多いため、いっそ独身のままで生きていくほうが楽と考える女性がいても不思議ではありません。
自分の人生は自分で切り開いていこうと考えるのは至極当然のことのように思えます。
しかしそれでも、いい相手がいれば…と思う気持ちがないわけではありません。
そうした微妙な感情を持ちながら、今は結婚しないという選択肢を選んでいる独身女性は、どのように人生を楽しんでいるのでしょうか。
わたしの周りにいる女性たちの生き方を参考に、その秘訣を見てみます。
寂しいという気持ち
独身女性にとって、一番の大敵は寂しさだといいます。
特に一人暮らしの場合は、夜疲れて家に帰ってきた時に、家が真っ暗だと疲れが倍増、寂しさも強烈に沸き起こることがあるといいます。
寂しさは不安をかき立て、時に言い知れぬ怒りを引き起こします。
孤独感は非常に強力な負の要素で、人から力を奪い、思考を消極的にならせます。
ですから、この寂しさという感情にどう対処できるかが、独身生活をうまく過ごす秘訣だと彼女たちは言います。
寂しいという感情に対処する方法
では、彼女たちはどのように”寂しい”という気持ちに対処しているのでしょうか?
非生産的な活動を避ける
非生産的な活動とは何でしょうか?
それは、たとえそれをしても日常生活に何の有意義な結果を与えないものです。
たとえば、ゲームに打ち込むことが挙げられます。
ゲームは気晴らしになると多くの人は思っていますが、それに打ち込みすぎると多くの時間が取られ、日常生活に支障をきたすこともあります。
ゲームのレベルが上ったとしても日常生活のレベルは上がるでしょうか?
実際は、多くの時間を無駄に使ってしまったという浪費感だけが残ります。
テレビやインターネットも同様です。
長時間テレビを見たり、YouTubeなどで動画を何となく見続けると、時間があっという間になくなります。
はっきりとした目的もなくネットをつなぐなら、見終わった後、気だるさだけが残ります。
暇つぶしのテレビやネットはやめましょう。
買い物依存にならない
寂しさを紛らわすために、買い物依存になる人がいます。
買い物をしているときの高揚感が、寂しさを忘れされてくれるのです。
しかし、その高揚感も一時的なものにすぎないので、買い物が終われば、また寂しさが募ってきます。
そのため、また買い物をします。
この悪循環に陥ると、抜け出すのに大変な努力がいります。
寂しさに対処するのに、何かに依存するのは賢い方法ではありません。
相手がいないと寂しいと思わせる場所に行かない
マスメディアは相手がいて初めて幸せになれるという考えを助長します。
その宣伝に乗せられると、自分にパートナーがいないことが何か悪いこと、自分に非があるかのように思わせられます。
それで、カップルがたくさんいるような場所にはあえて足を向けないことによって、自分の感情を守ります。
恋愛ドラマを見ない
これは先ほどと同じ意味で、恋愛ドラマを見すぎると、それにはまり込んでしまう可能性があります。
恋愛ドラマは、視聴者が登場人物と同じ気持ちを味わえるように仕組まれています。
それをハマると、結果としてパートナーがいない寂しさが増長されます。
忙しすぎないようにする
寂しさを紛らわせるために、仕事に没頭する人がいます。
これでは、かえって問題が増えます。
それは寂しいという感情に立ち向かっているわけではなく、忘れるための逃避行動になるからです。
寂しいという気持ちを忘れるために仕事に打ち込めば打ち込むほど、その反動は激しくなります。
仕事人間にならないようにしましょう。
自分の内面を向上させる、いろいろな活動に参加しましょう。
仕事だけでなく、全体としてどんな生き方をしているかによって、人は自分の人生を満足できます。
自尊心を高める活動をする
自分の価値を高める活動を探します。
そのために一番よいのは、自分の自由になる時間を人のために使うことです。
そうするなら、自尊心が高まります。
わたしの知り合いの彼女たちの多くが、ボランティア活動などをしています。
お年寄りを見舞ったり、障がいを持つ方を世話したり、気持ちが落ち込んでいる人を励ましたりと、他の人の役に立つことに時間を使っています。
人の幸福感というのは、自分ではなく人に目を向ける時に満たされます。
科学的にそれは証明されています。
たとえボランティアをするほどの時間がないとしても、日常生活の中で人に親切にすることはできます。
毎日一つ目標を立て、道端で困っている人や助けを必要としているお年寄りなど見知らぬ人でも声をかけ、サポートしてみましょう。
自尊心が向上するのを実感できます。
女子会を開く
わたしの知り合いの彼女たちは、よく女子会を開いています。
単に、独身女性だけが集まるというだけでなく、聞いてみると、知り合いの家族を呼んだり、自分たちより年齢の高い人を呼んだり、いろいろ工夫をして、女子会が愚痴会にならないようにしているといいます。
自分の交友関係を広げるというのは、素敵なことです。
人間の幅が広がり、いろんな考えを吸収できます。
手紙を書く
今の時代、手紙を書くのは古くさいと思われがちですが、これがどうして、なかなか良いことです。
LINEやメールで話を済ませてしまう時代に、手紙に自分の気持ちを書いて友人に送るのは、かえって新鮮さを与えます。
特に親しい友人にLINEではなく、あえて手紙を送ると二人の間の友情はいっそう深まります。
切手代がかかりますが、二人の間に忘れがたい思い出を残すことになるでしょう。
照れくささがあるかもしれませんが、今度友人に手紙を送ってみましょう。
手紙を書いている時間は、あたかも友人と話しているようなものです。
書き終わった後は、一つ大きなことを成し遂げた満足感があるでしょう。
自分の趣味を見つける
寂しさに対処するために、いつも人と一緒にいては疲れます。
ときには、自分ひとりで過ごす時間も大切です。
それは自己充電の時間です。
そのためには、心身を健康にする趣味が役立ちます。
できるなら、生涯続けることができるような趣味がベストです。
たとえば、絵を描くことや植物を育てること、畑を借りて家庭菜園をするなどは、自分のしていることの成果や結果が後に残るので、やりがいがあります。
人は元来創造的で、何かを作り出すことに喜びや達成感を感じます。
そういう感覚を満足させられるような趣味をひとつでも持つことができれば、人生は楽しくなります。
DIYとかいいですね。
毎週少しずつ家の飾り付けを変えたり、100円ショップで物を揃えて何かを作ったり、インパクトなどを購入して結構本格的にしている方もいます。
自分の人生を楽しむ
独身女性特有の悩みもありますが、それと上手に付き合って、今は結婚しないという選択肢を選んで人生を楽しんでいる方は大勢います。
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