「人生は発見と驚きの連続である」と言った人がいます。
しかし、どれほど多くの人がそんな人生を送っているでしょうか?
「なんてつまらない人生なんだ、こんなんだったら生まれてこなかったほうがましだ」
このように思っていますか?
どうすれば自分の人生をもっと明るいもの、楽しいものにできるでしょうか?
人生の成功とは何?
人生の成功とは何でしょうか?
人それぞれその考え方は違いますが、生活に必要なものがすでにあるなら、その人の人生は成功していると言えるかもしれません。
例えば、わたしたちの基本的必要は衣食住です。
今日着ていく服があるでしょうか?
今日一日の食物があるでしょうか?
今日夜を過ごせる場所があるでしょうか?
もしあるなら、わたしたちだれもが必要としているものを既に持っているあなたは人生の成功者と言えるでしょう。
「でもみんな持っているよ」
そんな声が聞こえてきます。
自分が持っていても、ほかの人も同じように持っているなら、そのことに不満を持ちますか?
自分だけしか持っていない何か特別なものが必要でしょうか?
ほかの人も持っているというだけで、あなたが持っているものは途端に価値がなくなるのでしょうか?
もしくは衣食住があれば満足というのはあまりにも平凡すぎると思うでしょうか?
しかし人生というものは、平凡さの中にこそ幸せが隠れています。
もしくはささいなこと、小さいことに幸せが隠されているとも言えます。
「幸せ」はわたしたちの周りにたくさんあるのですが、恥ずかしがり屋なのでこちらが真剣に探してあげないと見つからないのです。
感謝することから見えてくる幸せ
なかなか姿を見せない「幸せ」を見つける秘訣は感謝の心をもつことです。
今の自分の生活の中で、どんなことに感謝できるでしょうか?
たとえば、今朝通勤時に歩いていると、だれかが道を譲ってくれたかもしれません。
それは当然なことではなく、その人の親切心です。
それに感謝できます。
職場にいても、上司や同僚、部下の何気ない親切がたくさんあります。
オフィスにいるなら、少し顔を上げて時間を取って周りを見回してみてください。
みな仕事をしているわけですが、「彼らはどんな親切をしているだろうか」という観点で彼らを見てください。
「仕事なんだから」と思っていたことが、たくさんの親切な行為で成り立っていることに気づきます。
自分にしてもらった親切もたくさんあるでしょう。
そうした一つ一つの小さな親切に、心から「ありがとうございます。」と言ってみてください。
笑顔が増え、心が軽くなり、幸せな気持ちになります。
家に帰ってからでも同じです。
「妻は家族のためにどんな親切なことをしてくれているだろうか」と考えて観察してみましょう。
台所やベランダに立っている奥さんの姿があるでしょうか?
そんな彼女を見ていると、感謝の気持ちが沸き起こってきます。
疲れている様子なら、肩でも揉んであげたいという気持ちになります。
そして「いつもありがとう」と言ってみたくなります。
なぜならそれは”当然”のことではないからです。
当然という気持ちを捨てるなら、家族はもっと幸せな気持ちになります。
幸せは自分の周りにたくさんある
物がいっぱいないと幸せになれないということはありません。
なぜなら幸せは物の多さに依存していないからです。
また人から羨望の眼差しを受けないと幸せになれないということでもありません。
幸せは、わたしたちの心の状態に依存しています。
どんな小さなことでも高く評価できる心、感謝できる心を持っている人が幸せをつかみます。
みんなで幸せになりましょう。
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