稲妻が光ったり雷が落ちたりすると一瞬でも「怖い」と思うものです。
しかし、ある宇宙飛行士は宇宙から雷を見たとき「美しい」と思いました。
同じ雷を見ていても、見る場所や距離が異なれば感じ方も変わってきます。
これは、日常生活でも同じことです。
日常で自分に起きる出来事も、すべて二つの見方ができます。
一つは消極的な見方、もう一つは積極的な見方です。
消極的な見方と積極的な見方
例えば、何らかの精神障害を抱えたとします。
そのとき、どう思うでしょうか?
病気になったために、したいと思っていたことができないことを、いつまでも悔やみますか。
以前できていたことが今できないことを考え続けるでしょうか。
それは、消極的な見方です。
病気になっても、今できることはないか、自分の今の環境で自分を成長させる分野がないかと考えること、それが積極的な見方です。
この二つの見方には大きな違いがあります。
今後の人生を、大きく異ならせます。
なかなか積極的な見方ができないとき
なかなか積極的な見方できないときは、仲間の助けを借りましょう。
特定の場面状況を話し、その状況でどんな感覚を持つか、聞いてみましょう。
「そんな風に考えることもできるんだ」と思える発見があるはずです。
考えが消極的なほうに傾きすぎていると、自分の感覚に重きを置きすぎてしまい、他の人の意見や感覚を受け入れるのが難しくなります。
そうなると、いつしか「頑固者」とか「分からず屋」という望まないレッテルを貼られてしまいかねません。
それは自分が一番望んでいないことです。
ですから、人の意見や感覚を受け入れる余地を持ってください。
良い意見や感覚をまねるのは、悪いことではありません。
人の意見をすぐに自分の意見にすることはできないとしても、自分にストックしておくことはできます。
将来、それを頭の引き出しの中から引き出せるときを楽しみに待ちましょう。
一朝一夕で積極的な見方を持つことはできません。
しかし積極的な見方をしようと心がけるなら、思考は少しずつ変化していきます。
つまづいても、そこでくじけなければ必ず道は開かれます。
まずは今日一日のことを考えて、前を向いて歩いていきましょう。
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