普段はそうでもないのに、妙に頭がボ~として、資料を読んでいても、人の話を聞いていても内容が理解できない。思考が思うように働かない。物忘れが増えた。
そんなことないですか?「年のせい」にはしたくない。
頭をスッキリさせましょう。
まずは睡眠
何よりも脳に休息が必要です。
脳を休めるためには、遅くても夜12時までには眠るようにしましょう。
睡眠をしっかり取ると、脳が修復され、記憶も整理されます。
夜しっかり眠るための鍵は、メラトニンの分泌です。
メラトニンを分泌させる
メラトニンは睡眠を促す物質です。
これが分泌されると、手足から熱が出ていき、脳の温度が低下し、睡眠が促されます。
夜しっかり眠りたいなら、朝しっかり日光を浴びましょう。
朝、日光を浴びるとメラトニンの分泌が止まり、14時間~16時間後に再び分泌されるように体内セットされます。(人間の体ってホント凄いですね!)
しかし、夜に強い明るい光を浴びると、メラトニンは分泌されません。
ですから、夜に強い光のある場所(例えばコンビニなど)に行くのはやめましょう。
また、青い光もメラトニンの分泌を妨げます。
青い光をよく出しているものといえば、スマホ、液晶テレビ、タブレットなど。
寝る前には、これらの使用は避けましょう。
睡眠の1時間前ぐらいにはPCやモバイル端末を使うのをやめ、できるなら照明も優しい光のもの(暖色系の照明)に切り替えると、眠気が促進されます。
日光を浴びる
メラトニン不足を避けるには、日中に日光をしっかりと浴びること。
室内で仕事をしていても、昼間の休憩時は屋外に出て、日光をしっかり浴びましょう。
健康的な食事を取る
メラトニンの元になるのはトリプトファンというアミノ酸です。
このアミノ酸は、人間の体で作ることができないので、食事を通して体内に取り入れなければなりません。
このトリプトファンが含まれている食品は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、納豆、肉類、赤身魚、米、バナナ、アボガドなど。
日を浴びて、健康的な食事を取って、日中働いて、夜早めに休む。
私たち人間にとって理想となる、本来の生活リズムを取り戻せば、頭もスッキリするということですね。(結局そういうことなんですね。)
頭に「遊び」の部分を作る
頭を常に使っていると、新しいことを入れる隙間がなくなります。
頭にも「遊び」の部分が必要です。
脳を本当に大切なことに使うため、メモ書きの習慣をつけます。
何をすべきだったかに頭を使うのではなく、やるべきことに頭を使うようにします。(スケジュール帳ってやっぱり必要ですね。)
やらないといけないことを思い出したらすぐにします。別のことをする前に。
もしすぐにできないなら、メモ書きする。
次に何をすればいいかは、メモを見たら分かるようにします。
こうすると思い出すための時間を省略できます。
思い出せないストレスや不安も減ります。
テレビやyoutubeを見る時間を減らす
家に帰ったら、息抜きにテレビを見る人は多いと思います。
しかし、テレビやyoutubeなどを長時間見た後は「なんか頭がだるい」という経験はありませんか?
テレビや動画は受動的な行為なので、だらだら見続けると、頭の思考力が低下します。
テレビをよく見る子どもは、コミュニケーション障害や感情の発育が遅れるという調査結果もあります。
家族で話し合って、テレビを見る時間を減らしてみましょう。
読書をすると思考力や記憶力、想像力がUPします。
ペーパーレス時代と言われますが、今の時代でも脳に刺激を与える有効な方法は、本を手に取ることです。
こうやって見ると、現代社会の生活スタイルは脳によくないことが多いですね。
気をつけたいと思います。
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