今の社会多かれ少なかれハラスメントがあります。まったくないという職場は皆無でしょう。
しかし、どの会社もハラスメントを減らす努力はしているはずです。
では、どうすればハラスメントは減るのでしょうか?
今回はその方法を考えてみます。
自分は他人より優れていると考えるからハラスメントが起きる
ハラスメントの温床となるのは自分は他の人より優れている、自分のほうが上であるという考え方です。
この考えがあると人は容易にプライドを持つようになり、他の人を軽くあしらう傾向が強くなります。
たとえ頭が賢かったりなにかに秀でた能力を持っていたりしても、ハラスメントをしていい理由にはなりません。
ハラスメントをする人はどんなに良いものを持っていても、そのすべてが台無しになります。
どんなに自己中な人でも他人の傍若無人な態度には腹が立ちます。
人は口ではその人を良く言ったとしても心では決して尊敬していません。自分は尊敬されていない、そのことをハラスメント加害者は早く知るべきです。
考え方をどう変える?
ではどんな考え方を持つべきでしょうか?
- 自分は他の人と変わらない
- 能力があるように思えてもそれはただ受けただけにすぎない
- 自分に優れた能力があるのなら他の人にも自分より優れた能力があるはずだ
- 会社の中の能力だけが人のすべてを物語っているのではない
これだけで職場の雰囲気は劇的に変わり、そこで働く人の士気は上がり、会社全体としても生産性が大きく向上するでしょう。
生産性の良し悪しに直結することからハラスメントを容認することは会社に対する背信行為に当たると言えるので、会社はそれに対してより強い姿勢を示すことがいま求められています。
肩書で上下をつけない
肩書で上下をつけるため問題が起きるのです。
職場の肩書はその人の偉さを表わしているのではなく、その人がどんな役割をすべきかを言っているにすぎないのです。
どの役割を担っていても人の尊厳を踏みにじることは許されません。
イメージを変える
人の上にいるというイメージをなくしましょう。人の前にいるもしくは人の後ろにいるというイメージを持ちましょう。
人の前にいるのは手本となるため、後ろにいるのは支えるためです。
自分で自分に威厳を持たせようとするのではなく、腰の低い言動によって人から尊敬されるように努力しましょう。
そうするなら他人を脅威とみなして押さえつけようとする気持ちを抑えることができます。
ストレスを減らす
ハラスメントが起きる原因の一つにストレス、イライラがあります。
自分の健康状態・精神状態が良くないため人に当たるのです。
心の健康状態が良ければ人に厳しく当たることも減らせます。ですから生活の中からストレスの原因となるものを探し出しそれをなくしましょう。
ストレスの原因を見つける
今の生活リズムはストレスの原因になっていないでしょうか?夜寝るのを少し早くするだけで体の疲れが取れ、ストレスが減るかもしれません。
テレビやゲームに時間が取られてしまっていないでしょうか?それはやるべきことを後回しにするだけのことです。
健康的な休息をとっているでしょうか?自然を愛でたり散歩にちょっとでかけたりするだけで心がリフレッシュされます。
自分の生活を見直すとストレスをためる生活をしているかが簡単に分かります。もし改善できるところが見つかったらそれを先延ばしにするのではなくすぐに取り掛かりましょう。
自分を克服する努力そのものが爽やかさと自信につながり、ストレスから職場で人に当たるということは激減するでしょう。
ハラスメントをなくすのは自分からです。他人任せにしないようにしましょう。
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