家の中で、定常的にモラハラを繰り返す夫がいます。
意識的なモラハラは論外ですが、自分の言動が、相手を傷つけていることに単に気づいていない場合もあります。
ここでは、そういう変化する余地がまだ残されている夫が、離婚の危機を回避するために今やっておくべきことを考えます。
妻の仕事を軽くする
家事を肉体労働と考えたことはありますか?
実際、家の中で行なう、ほとんどの作業が体を使った作業です。
それを女性一人に任せるのは、男として、どうでしょうか?
一昔前の昭和の男性は、テーブルに座って、新聞読んで、出されたものを食べて、食事の後もそのまま座って奥さんの出したお茶を飲む、というイメージがあります。
自分は外で働いて来たのだから、家の中では動かなくて当然、と言わんばかりです。
今では、そのような考えが少しは薄れている、と信じたいですが…。
これでは、女性がもちません。
体力的に男性よりも非力な女性のために、夫は外でも働き、家でも働くべきです。
大抵の家では、奥さんが家の中のほとんどの仕事をしておられることでしょう。
ですから、手伝ってあげてください。
女性にとってうれしいのは、手伝ってくれているという行為そのものです。
妻の体調に気を配る
女性は男性よりも体が繊細です。
毎月の周期もあります。
普段できることができないことがあります。
こういう時ほど、思いやりが必要です。
あなたは以下のような男性を、どう思いますか?
ある夫は妻が風邪を引いているのを見て、こう言いました。
「無理しなくていいよ、皿洗いは明日すればいいから。」
妻が寝込んでいるときこう言いました。
「今日はご飯を作らなくてもいいよ。外で食べてくるから。」
彼の中では、最大限の思いやりを示していると思っているのでしょう。
しかし、これが本当の思いやりでしょうか?
自分は外で食べてきたとして、寝込んでいる奥さんはいったい何を食べたらよいのでしょう?
奥さんが体調が悪いなら、自ら率先して皿洗いをしましょう。
寝込んでいるなら、看病してお粥を作ってあげましょう。
それが思いやりです。
自分の考えを妻に知らせる
人はコミュニケーションをして初めて、相手のことが理解できます。
夫婦間でも同じです。
自分が思っている以上に、相手はあなたのことを理解できません。
「俺の妻なのに何で分からない。何年一緒にいるんだ。」こういう言葉をよく耳にします。
一緒に暮らしている年数が長くても、分からないものは分かりません。
めんどくさがらず、自分の考えや気持ちを伝えましょう。
「言わなくても分かっているはず」と考えてはいけません。
中国の四字熟語に「白頭到老」というのがあります。
日本にも同じ意味の言葉があって「偕老同穴(かいろうどうけつ)」と言います。
夫婦が白髪になるまで添い続ける、夫婦仲が深いことを表わす言葉です。
そういう夫婦が一組でも増えればよいと思います。
自分の行動が妻を大切にしていないなら、今すぐ改めましょう。
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