夫婦喧嘩をしたあとや機嫌が悪いとき、奥さんが作ったご飯を食べない夫ってよくいますよね。
これで自分の権威を誇示しているようですが、本当に子どもっぽくて同性として情けないやら恥ずかしいやら。
食べないことで相手にダメージを与えられるとでも思っているのでしょうか?
「ご飯食べない攻撃」をする男性心理
奥さんが作ったご飯を食べない夫の心理とはどのようなものでしょうか?
不満を表現
一つにはそれによって自分の不満を表現しています。
もしかするとハンガーストライキをイメージしているのかもしれません。
「俺は餓死をも辞さない」という強い意志を持っているのかもしれません。
しかし実際はそこまでの強い意志を持っているわけでもなく、高尚な目的があるわけでもないでしょう。
何か不満を感じることがあって、自分はこんなにも怒っているんだということを妻に表わしているだけです。
謝らせたい
さらに食べないことによって妻に考えさせ、反省させ、謝罪の言葉を出させることを意図している場合もあります。
自分が作ったご飯を夫が食べようとしないなら、妻は当然不安になり心配します。
「なにか怒らせるようなことをしたかしら?なにか間違ったことを言ったかしら?」
このような不安な気持ちをもたせること、これが「ご飯食べない攻撃」の意図です。
これで、妻が許しを求めたり謝ってくれたりしたら自分の立場を強くすることができます。
つまり、家族を妻をコントロールしたいがためにご飯を食べないのです。
夫はご飯を食べないことから来る損失を考えるべき
ご飯を食べないことで自分の意志を通そうとする頑固な夫は、それによって自分が被る損失や家族が被る損失を考えるべきです。
まず、妻が作ったご飯を食べないなら、それにかかった食費が無駄になります。
まったく食べないというわけにはいきませんから、コンビニ弁当とかを買ってくるわけですが、そのお金も本当は払う必要のないお金です。
自分の不機嫌さが経済的な問題を引き起こしています。
自分が稼いできたお金をドブに捨てているようなものです。
子どもがいるなら、子どもへの影響も計りしれません。
家庭の中には温かい雰囲気がなくなり、子どもは父親が家にいるだけで怯えたり距離を取ったりするでしょう。
子どもの心には、知らず知らずに父親に対する不安感や怒り、ひいては憎しみの感情が育っていきます。
元来居心地がいいはずの家庭が、家族にとっても自分にとっても一番居心地の悪い場所へとなってしまうのです。
ご飯を食べないという幼稚な攻撃は、その損失を考えればするだけ無駄なことは火を見るより明らかです。
話し合うことはそんなに難しいことではない
自分の感情を言葉で妻に説明するのは負けを認めることでしょうか?
不機嫌さを乱暴な態度や無視で表わすのは本当に賢いでしょうか?
両方とも「ノー」です。
話し合いは技術であり、一朝一夕でうまくなることはありませんが、その努力は払うだけの価値があります。
不機嫌であっても話し合おうとする姿勢は妻の尊敬を受け、子どもは安心感を持ち、問題は早く解決され、家庭はより強固な絆で結ばれることになります。
自分が不機嫌になった理由を声を荒らげずに冷静に説明するクセをつけましょう。
相手を批判する言葉を出すのではなく、こういうことを言われたからもしくはされたから、今自分は不機嫌なんだと伝えます。
それを聞いた奥さんは素直に謝るか、誤解があればそれを説明してくれるでしょう。
こうすれば、感情のわだかまりも早くなくなり、お互いが気持ちよく過ごすことができるようになります。
夫は自分が家族に与える影響を軽く見てはいけません。
良くも悪くも大きな影響を持っています。
ご飯を食べないなんて幼稚な行動を取るのではなく、妻と話し合うことのできる賢い大人になれば、家族はもっと幸せに、人生はもっと楽しくなること間違いなしです。
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