いまの職場が嫌いですか?
すぐにでも転職したいと思っていますか?
しかし、ちょっと待って下さい。
転職できるだけのスキルがあるでしょうか?
まずは、自分にどれだけの市場価値があるかを確かめてみましょう。
転職前に自分の市場価値を調べる
就活生と違い、転職は狭き門です。
ほとんどの人が書類選考で落とされてしまいます。
自分の市場価値を確かめずに今の職場をやめると、仕事が見つからずフリーターとして生活する、ということになりかねません。
リクナビNEXTグッドポイント診断
自分の市場価値は比較的簡単に診断できます。
リクナビNEXTのサービスを利用してください。
以下にある18種類のヒューマンスキルが自分にどれだけあるかが分かります。
18種類のヒューマンスキルとは、
- 親密性ーじっくりつきあう
- 現実思考ー実現可能性にこだわる
- 慎重性ー掘り下げて考える
- 冷静沈着ーいつもクール
- 自己信頼ー信じた道を突き進む
- 俊敏性ースピード第一
- 受容力ー広く受け入れる
- バランスー全体を考える
- 継続力ー決めたらとことん
- 決断力ー迷わず決める
- 社交性ー360°オープン
- 挑戦心ー高い目標もクリア
- 悠然ーゆったり構える
- 高揚性ーノリがよい
- 感受性ー場の雰囲気を感じ取る
- 柔軟性ーあれこれトライ
- 自立ー常に主体的
- 独創性ーオリジナリティにあふれる
Type転職力診断テスト
転職エージェントTypeが運営しているサービスでも診断できます。
転職力が100点満点方式で表示されます。
また転職に必要な以下の能力に関するコメントがもらえます。
- 自己分析力
- 将来ビジョン策定能力
- タイミング把握力
- 企業分析力
- 交渉・説得力
- ビジネス基礎能力
診断後
診断結果で自分の強みと弱みが分かりました。
ここに挙げられているスキルは、どの業種・職種でも必要なものです。
自分の弱みを補強すれば、それに伴い人間としての幅が広がり深さが出てきます。
人は本来自分の得意とするものばかり目がいきやすいものですが、それでは伸びしろに限界があります。
精神的にしんどくても自分の弱点から目をそむけず、それを強化することが今後の人生にとってプラスになります。
伸ばすべき資質
何をどう伸ばせばいいか分からないという人もいるので、伸ばすべき資質を取り上げます。
忍耐力
置かれている状況がどんなものであれ、まずは忍耐力を身につけることが大切です。
自分の境遇や待遇に不満を持つのは簡単です。
それを忍耐することによって、人間としての粘りが生まれます。
これには当然のことながら、パワハラやモラハラ、いじめは含まれません。
不当な評価を受け入れるということでもありません。
劣悪な労働環境で働いても構わないということでもありません。
ただ自分と相性が合わないからという比較的安易な理由で転職したいと言う人は、今いる職場から簡単に逃げ出したりしないようにしましょう。
もし自分のミスや失敗で正当なマイナス評価を受けているなら、それにふてくされず、その状況で最善を尽くすようにしましょう。
実際のところ、忍耐力が身に付いていないなら、新しい職場に行っても同じようなことになります。
転職後の生活がすべてバラ色ということはありえませんので、どこで働くにしても忍耐力は欠かせません。
忍耐力という言葉はあまり受けがよくありませんが、「転職するために」という一つの明確な目標を立てるなら、精神的にしんどくなるときでも頑張り通せます。
進取の気性
進取の気性とは、自分に関係のない仕事に口出しをしたり、面白そうだからと今の仕事よりも別の仕事に興味を示すことでもありません。
それは、いま自分の目の前にある仕事に対する意欲的な取り組み、自分のやるべき仕事においてどれだけの真剣さで取り組むかということです。
この資質はどのように表われるでしょうか?
任されている仕事をどうすればもっと効率よくこなすことができるか、自分の仕事から顧客がどうすればより快適さや満足を得られるか、それらを研究し実践することです。
相手のために自分はどれだけ動いているかを考えましょう。
それを続けると、次第に独創的な考えが持てるようになります。
仕事に対するこうした積極的なアプローチは自信を与え、転職先の仕事で必ず生じる困難に立ち向かうのに必要な問題解決力が備わっていきます。
コミュニケーション力
人の話をきちんと聞ける人は、どの職場でも必要な人材です。
聞いたことを理解し、そのとおり実行できるかは仕事の成功を左右します。
聞いたことを頭のなかで反復し、自分の言葉で表現し相手に伝えることができますか?
それができるなら、話した相手はあなたが単にオウム返しをしているのではなく、本当に内容を理解していることを知って安心します。
こういう聴き方ができるようになるには、耳ではなく頭で聞く必要があります。
頭で聞いている人は、聞いた内容に対して自分の意見を話すこともできます。
このような打てば響くような受け答えができるようになるには、日頃の訓練の不可欠です。
同僚と話すとき、上司と話すとき、通常の会話のとき、コミュニケーション力を上げることを意識してみましょう。
漫然と話を聞いていたときとは大きな差が生まれることにきっと驚くはずです。
受容力
自分と意見が異なる人をどれだけ受け入れられるか、それが受容力です。
この資質を伸ばすには、自分の意見は常に正しい、絶対にうまくいくという考えを捨てることです。
自分の考えに自信を持つことは悪いことではありませんが、それが本当に全体の益になるかは別問題です。
そのような客観的な視点でものを見ることができるようになることも大切です。
自分の考えを可愛がりすぎる余り、全体が見えなくなることがないようにしましょう。
ほかの人の意見のほうが自分の意見より公益性が高いことが分かるなら、感情的にならず、自分の意見を引っ込める勇気を持ちましょう。
冷静さ
意見を交わすと、とかく感情論が先に立つことがあります。
メンツを気にする人ほど、そうなりがちです。
しかし大切なのはメンツや感情ではなく、理論的かどうかです。
問題を理性的に解決できる人間になりましょう。
人が自分と異なる意見を言ってきたとき、声が大きくなるでしょうか?それとも冷静に自分の意見の根拠を説明できるでしょうか?
自分の普段の会話を観察してみましょう。
親やパートナー、親しい友人と話をするときの自分の話し方で分かります。
転職をする前に
転職をする前にやるべきことはたくさんあります。
何の用意もしないまま、転職活動をしても返り討ちにあうだけです。
ヒューマンスキルそのものは履歴書や職歴書に書けるものではありませんが、それを向上させると仕事の質に変化が現れ、顧客が満足する仕事ができるようになり、社内評価も上がるでしょう。
それを職歴書に書けます。
長い目で見ると、自分の本質を変えるもしくは向上させることが転職を成功させる重要な部分であることに気づかれるでしょう。
ヒューマンスキルは一生モノです。
決して無駄にならないものなので、しっかり身につけてください。
ヒューマンスキルが上がれば、あとは転職エージェントを利用して転職活動を開始しましょう。
キャリアアドバイザーとの面談も自信を持って臨むことができるでしょう。
ぜひ、後悔しない転職を。
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