言葉と気分には大きな関係があります。
自己否定の言葉を言わないようにするだけで気分は変わります。
思考は気分に影響する
みなさんもよくご存知のように、気分は思考に影響します。
イライラしていると言葉が荒くなります。
この作用は逆も同じです。
言葉には力があります。
ポジティブな言葉を発すると元気が出てきますが、ネガティブなことばかり言っていると気分が落ち込みます。
どんな言葉が気分を落ち込ませるか見てみましょう。
どうせ自分なんか・・
このあとに続くのは、「何をやっても無理」「頑張っても無駄」などマイナスなことばかりでしょう。
その原因を作っているのが「どうせ」という言葉です。
「どうせ」、この言葉には既にあきらめの気持ちや投げやりな気持ちが含まれています。
この後にはプラスとなる言葉は出てきません。
1日の中でどれくらい「どうせ」と言っているか数えてみると、その数の多さに驚くかもしれません。
「どうせ」、この言葉を自分の生活から消し去りましょう。
何をやっても・・
「何をやっても」は、一つの失敗やミスを自分のすべてに置き換えてしまう言葉です。
ところで、失敗しかしない人生など本当にあるでしょうか?
失敗もすれば成功もする、それが人生です。
「何をやっても」、この言葉は自分の成功体験を否定し闇に葬っています。
「自分の人生、何一ついいことがない」、こんな言葉を聞くことがあります。
もしあなたの友人がそんなことを言っていたら、あなたは本当にそれに同意しますか?
多分そんなことはないでしょう。
あなたも自分に対してそうできます。
「今回は失敗しちゃったな」、これくらいがちょうどいいのです。
みんなに嫌われている
「みんな」、これも十把一からげの言い方です。
たとえ人生の最大の苦境に立たされても、そのときすべての人があなたの敵になることはほぼありません。
その中の一人や二人は必ずあなたの支えになりたいと思ってくれています。
それが人間というものです。
絶対にうまくいかない
否定的なことに関して「絶対」的な確信があります。
「絶対無理」、する前から成功するかもしれない可能性を放棄すると十中八九失敗します。
そして「やっぱり言わんこっちゃない、どうせ・・・」というふうに続きます。
こうして負の連鎖に落ち込みます。
「もしかしたらうまくいくかもしれないからやってみよう」、こんなふうに言葉を変えてみましょう。
こんなことしか・・
「こんなことしか」は、自分を卑下する言葉です。
「こんなことしかできない」「こんなことしかさせてもらえない」、自分のできること・していることを過小評価し、自己卑下の気持ちに負けてしまいます。
自分の中では「こんなこと」でも、他の人に役立っているもの・感謝されているものはたくさんあります。
自分のプライドを少し脇に置いて、誰の役に立っているかを考えてみましょう。
きっとそれは「こんなこと」ではなくなりますよ。
人と比べたら・・
人と比べることほど自分を落ち込ませるものはありません。
「人と比べたら」は、視点が自分ではなく他人になっています。
これは人からの評価によって自分の価値が決まると言っているようなものです。
しかし実際は、人からの評価によって自分の価値が決まるわけではありません。
自分の価値を人に決めてもらう必要はないのです。
自分の価値は自分で決めていいのです。
先ほどの「こんなことしか」というのも知らず知らずに人と比較していることが原因です。
人と比較する思考を捨てましょう。
「自分はよくやっているなぁ、頑張っているなぁ」と存分に褒めてあげてください。
頭をポジティブな考えにする
結局のところ、ネガティブな言葉が出てしまうのは思考がネガティブになっているからです。
ネガティブな思考はネガティブなものを見たり聞いたりすることによって増長されます。
ですから、思考をポジティブなものにするためにポジティブな言葉を頭に取り込みましょう。
それをずっと続けるなら、いつしか自分の言葉としてそれらが口から出てきます。
「元気が出る言葉」「勇気が出る言葉」などで検索するとたくさんあります。
人生はいいことばかりではありませんが、悪いことが起きてもポジティブなことを考えてもよいではありませんか。
そのほうが一度限りの人生を長く楽しく生きられます。
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