モラハラのない家庭を作るためにできることー男性(夫)編

最近、モラハラに悩む家庭が増えています。モラハラは自動的にはなくなりません。

モラハラを誘発している原因を除いて、家族のそれぞれが、自分の役割をきちんと果たすことが必要です。

この記事では、夫である男性が、家庭のために何ができるかを説明しています。

photo by John Bennett

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妻をパートナーとして認める

モラハラを引き起こす最大の原因は、配偶者をどう見ているかです。

妻は、自分の部下でしょうか?それとも家庭という事業を共に築き上げているパートナーでしょうか?

共同責任者と思うか、部下と思うかで、扱いが大きく異なってきます。

妻をパートナーと本当に見ているなら、どのように接するでしょうか?

例えば、家事を自発的に手伝うようになります。

「男は外で働いているんだから、家事は女がするものだ。」

本当にそうでしょうか?

男は外で働いていたら、それで十分なのでしょうか?

家庭を築く主な責任は、男性にあります。

男性は、外でも中でも働いて初めて、家族を養うという責任を果たしていることになります。

家事を手伝うことは、決して難しくはありません。

晩ご飯の後に一緒に片づけをする、皿洗いを手伝う、一緒に洗濯物を干す、こうしたちょっとしたことが、夫婦の関係を改善させます。

これらの時間を活用して、日ごろ感じている感謝の気持ちを伝えましょう。

確かに、努力が求められますが、結果を考えると頑張れます。

妻と相談し、一緒に協議する

男性の中には、何かの契約をする時に、妻に相談することをためらう人がいます。

ためらうというか、嫌がる、もしくはそんなことをする必要がない、と考えています。

何でも全部を自分ひとりで決めてしまって、家族には文句をいわせないとすれば、それがモラハラになります。

もちろん何から何まで、いつもふたりで決めないといけないわけではありませんが、家族全体に影響を与える契約や約束は、必ず妻に相談すべきです。

特に、お金が絡んでいる場合は、妻と相談するのがいいでしょう。

「俺が稼いできたんだ」という、大いに間違った金銭感覚は、今すぐ捨てましょう。

ふたりで相談すれば、ひとりでは見えなかった問題点が分かってきます。

友人の家に呼ばれる場合の約束も、配偶者と相談してから決定すると、言い争いが確実に減ります。

友人から誘われた時「まず妻と相談してから返事するね。」ということで、妻をパートナーとして見ていることを示せます。

妻は、自分が尊重されていることを知って、もっとあなたを尊敬するでしょう。

友人も、妻を尊重するあなたを見て、一層信頼するようになるでしょう。

妻との時間を優先させる

仕事を持っていると、どうしても家族との時間が少なくなってしまいます。

常に意識して、配偶者との時間を取るよう努力しましょう。

例えば、休みの日には、二人で戸外に出かけ、近くを散歩したり、一緒に運動したりすることができます。

子どもがいても、時には子どもを預けて、二人だけで出かける時間を作ってみてはどうでしょうか?

また、仕事が忙しいとしても、家族との時間を取るため、できるだけ早く、家に帰るようにします。

会社の付き合いも大事ですが、夫にとって、一番大切なのは妻であることを覚えておきましょう。

一番大切な人のために、時間を優先的に取るのは当たり前のことです。

自分の時間は、妻のものと考えましょう。

そうすれば、時間を取ることも苦痛ではなくなります。

こうした努力が、モラハラを家庭からなくすことにつながります。

妻や家族が、心から喜んでいる顔を見たくありませんか?

その鍵を握っているのは、そう、夫であるあなたです。

あなたの変化次第で、家庭はもっと穏やかな場所、落ち着ける場所に変わるのです。


モラハラ
記事を書いた人

認知症介護3年目。

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