毒親が年をとって認知症になった。恨みや怒りがあるがどうする?


これまで機能不全家族の中で精神的・感情的・身体的な苦しみを背負わされてきたアダルトチルドレン。

その主な原因となってきたのが父親であり母親です。

日ごろから言っていることがハチャメチャなので気にしていなかったのに、そんな彼らがどうも調子がおかしい。

様子見で検査に行ったら、医師から認知症の診断。

これからは認知症になった毒親を世話していかないといけない。

そんな状況になったらどうしますか?

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これまでの嫌なことを忘れることができる人もいる

これまで自分が受けてきた嫌なことをすべて忘れて誠心誠意お世話できる人もいます。

こういう人が多いのか少ないのか統計を取っているわけではありませんので分かりませんが、それができる人は結果的に自分を守っていることになります。

怒りや恨みをずっと持ち続けるなら、精神的にも身体的にも悪影響があります。

医学的にもそれは証明されています。

反対に、それらを放免する、つまり手放すならストレスは軽減されます。

どうすれば親のしてきたことを許していると言えるでしょうか?

繰り返し話さない

親がこれまで自分にしてきたことを繰り返し口に出してだれかに話すなら、それは実際には許していないことになるかもしれません。

これは一回も吐露してはいけないという意味ではありません。

吐露することは時にとても必要です。

しかし、たとえば一日に何度も何度も繰り返し事あるごとにそればかり話題にするなら、許しているとは言い難く、それはかえって自分に害が及びます。

繰り返すことによって、頭の中により深く出来事が刻み込まれてしまいます。

そうすると、忘れたいと思ってもなかなか忘れることができません。

自分が忘れたいと思っていることを本当に忘れるための良い方法は、口に出して話さないことです。

親切と辛抱

認知症になった親を世話するには、これまで以上の辛抱と親切が必要になります。

穏やかな表情を見せたかと思うと、いつも以上に怒ったり頑固になったり口汚く罵ったりするかもしれません。

こちらも忙しい生活の中で時間を取って世話しているのに、感謝されている感じをまったく受けないこともあります。

そういうとき、「なんで自分はこんな親を世話しているんだろう?」と投げ捨てたくなる気持ちに駆られることもあるでしょう。

しかし途中でやめてしまうと、「もうちょっと辛抱しておけば良かったな」と後悔する気持ちを持つことになります。

相手から感謝されないとしても、お世話を最後までできた暁には「自分はやるべきことを立派に成し遂げた」という誇らしい気持ちを持つことができます。

親が認知症になるというのは大変なことです。

言動に障害や問題を抱えるようになり、最終的にはコミュニケーションも十分にできなくなります。

親のそうした人生の苦境のときに、親切な手を差し伸べてあげられるのはやはり子どもしかありません。

親の新たな一面が見れるかも

認知症になって、親のこれまでとは違う一面を見ることができるかもしれません。

イライラすることもありますが、新たな発見もあります。

そうした発見を親子の思い出として、自分の心の中に貯めていきましょう。

そうすれば、いつしかそれら新しい思い出が過去の悪い思い出に取って代わっているのに気づくでしょう。

親が認知症になるのはたしかに大変なことですが、これをストレスの元凶と見る代わりに新たな家族関係を築くきっかけとみなせるなら本当にいいですね。

もちろん、機能不全家族の中で毒親に育てられた人がすべてこのようにできるわけではありません。

受けてきたキズやその深さは千差万別です。

しかしもし自分はできるかも、という人がいるなら、ぜひその心に従ってやってみてください。

親子関係の新しい発見を見つけられることを願っています。